登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用(通称:医薬品)」に登場する「生薬」の試験対策ページ。本ページでは、「か」の付く生薬の「カノコソウ」について、見ていきます。当該生薬の傾向と対策、優先順位、語呂あわせや、頻出ポイントをまとめています。そのほか、過去問を「○×問題」形式で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用に。独学者向け。
復習用に、正確な説明文を挙げておきます。
「チョウトウコウ、サンソウニン、カノコソウ、チャボトケイソウ、ホップ等の生薬成分が複数配合されている製品がある。」
「生薬成分のみからなる鎮静薬であっても、複数の鎮静薬の併用や、長期連用は避けるべきである。」
「カノコソウは、オミナエシ科のカノコソウの根茎および根を基原とする。」
「神経の興奮・緊張の緩和(鎮静作用)が期待される。」
…となっています。
ちなみに、基原のカノコソウは、こんなものです。
白とピンクの淡くも華麗な花です。
んで、オミナエシ科の「オミナエシ」は、「グーグル画像検索:オミナエシ」です。
見たことが多々あるかと思います。
「カノコソウ」は、頻出とはいえませんが、そこそこ顔を出す生薬です。出題実績あり。押さえておいて損はありません。
優先順位は、「そこそこ」です。
なお、当該生薬が配合された市販薬には、「 【第2類医薬品】命の母A 840錠 」などがあります。
生薬の効能・効果が頭に入らないときは、実物の説明書きや成分表で、頭に入れていきましょう。
当該生薬は…、
「カノコソウ、チャボトケイソウは、神経の興奮・緊張緩和を期待して配合されている。」
…といった感じに出題されています。
問題文の「カノコソウ、チャボトケイソウは、神経の興奮・緊張緩和を期待して配合されている。」ですが、正しい記述です。
「カノコソウ」には、問題文の言うように、「神経の興奮・緊張の緩和(鎮静作用)」が期待されています。
そして、「チャボトケイソウ」にも、同様の効果が期待されています。
こんな次第で、解答は、「○」と相なります。
当該「神経の興奮・緊張の緩和(鎮静作用)」には、憶え方があります。
「鎮静‐チョウトウコウ・サンソウニン・カノコソウ・キッソウコン・チャボトケイソウ・ホップ-登録販売者 生薬の憶え方」を参考をば。
ところで、当該カノコソウですが、別名は「キッソウコン」とも言われています。
「カノコソウの根と球根」が「キッソウコン」となるようです。
参考:カノコソウ wiki
本試験では、それぞれが別名で問われる可能性もあるので、「カノコソウ」と「キッソウコン」は一緒に憶えておく必要があります。
んで、憶え方ですが、「キッとにらむバンビ」です。
「バンビ」は、「カノコソウ→鹿子草→鹿の子の草→鹿の子→バンビ」と、もじった次第です。
「キッ」は、言うまでもなく、「“キッ”ソウコン」の頭文字です。
こんな風に、「キッとにらむバンビ」と頭に入れておけば、どっちで出題されても、解けると思います。
当該カノコソウは、「睡眠鎮静薬」で登場する生薬です。
手引きには…、
「チョウトウコウ、サンソウニン、カノコソウ、チャボトケイソウ、ホップ等の生薬成分が複数配合されている製品がある。」
「生薬成分のみからなる鎮静薬であっても、複数の鎮静薬の併用や、長期連用は避けるべきである。」
…とあります。
生薬とは言えども、長期連用はダメ、複数の鎮静薬との併用はダメです。
「使用上の注意」は、まず出るので、押えておきましょう。
暗記用に、空白問題を出しておきます。
カノコソウ --- 「神経の○○・○○の○○」
すらっと出るようなら、OKです。アレレなら、ページの上の方を見つめてください。
「か」の付く生薬へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする