登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用(通称:医薬品)」に登場する「生薬」の試験対策ページ。本ページでは、「こ」の付く生薬の「コウボク」について、見ていきます。当該生薬の傾向と対策、優先順位、語呂あわせや、頻出ポイントをまとめています。そのほか、過去問を「○×問題」形式で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用に。独学者向け。
復習用に、手引きの説明文を抜粋しておきます。
「コウボクは、モクレン科のホオノキ、Magnolia officinalis Rehder et Wilson 又はMagnoliaofficinalis Rehder et Wilson var.biloba Rehder et Wilson の樹皮を基原とする。」
「香りによる健胃が期待される。」
…以上です。
基原は、「コウボク…香木…木…ホオノキのキ」くらいに、ざっくり把握しておけばいいでしょう。
ちなみに、基原のホオノキは、こんなものです。
コウボクは、出題実績があります。押さえておくべきです。
よって、優先順位は、「高い」です。
後述しますが、語呂合わせがあるので、それで消化してください。
なお、当該成分が配合された市販薬には、「 【指定第2類医薬品】快気散 18包 」などがあります。
生薬の効能・効果が頭に入らないときは、実物の説明書きや成分表で、頭に入れていきましょう。
当該生薬は…、
「コウボク(モクレン科のホオノキ、Magnolia officinalis Rehder et Wilson 又はMagnoliaofficinalis Rehder et Wilson var.biloba Rehder et Wilsonを基原とする生薬)は、香りによる健胃作用を期待して、配合される。」
…といった感じに出題されています。
「コウボク(モクレン科のホオノキ、Magnolia officinalis Rehder et Wilson 又はMagnoliaofficinalis Rehder et Wilson var.biloba Rehder et Wilsonを基原とする生薬)は、香りによる健胃作用を期待して、配合される。」ですが、正しい記述です。
「コウボク」には、「香木(コウボク)」と読んで字のごとく、「香りによる健胃作用」が期待されています。
こんな次第で、解答は、「○」と相なります。
コウボクのほとんどの出題は、「香りによる健胃作用」なので、ここだけシッカリと押えておきましょう。
当該「香りによる健胃作用」には、語呂があります。
「香りの健胃成分‐オウゴン・ショウキョウ・コウボク・チョウジ・ウイキョウ・ソウジュツ・ビャクジュツ・ケイヒ・チンピ-登録販売者 生薬の語呂あわせ」を参考に、押えてしまいましょう。
ところで、健胃成分は2系統あって、当該コウボクの「香り(嗅覚)」と、「苦味(味覚)」とがあります。
試験では、よく入れ替えられているので注意してください。
たとえば、先の○×問題は、「コウボクは、味覚による健胃作用を期待して…」ってな感じになります。「×」です。
「コウボク」は「香りによる健胃」なので、「嗅覚」が正しいです。
実力が付くほど、こういう“ひっかけ”に引っかかるので、注意してください。
暗記用に、空白問題を出しておきます。
コウボク --- 「○○による○○」
すらっと出るようなら、OKです。アレレなら、ページの上の方を見つめてください。
「こ」の付く生薬へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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