登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用(通称:医薬品)」に登場する「生薬」の試験対策ページ。本ページでは、「か」の付く生薬の「カオリン」について、見ていきます。当該生薬の傾向と対策、優先順位、語呂あわせや、頻出ポイントをまとめています。そのほか、過去問を「○×問題」形式で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用に。独学者向け。
復習用に、正確な説明文を挙げておきます。
「カオリンは、カオリナイトなどからなる粘土を基原とする。」
「腸管内の異常発酵などによって生じた有害な物質を吸着することによる止瀉作用が期待される。」
…となっています。
一口で言えば、「吸着成分」による「止瀉作用」です。
まあ、出題頻度からして、このページを「お気に入り」に入れておいて、最後の最後あたりに、押さえるといいでしょう。
ちなみに、基原のカオリナイトは、こんなものです。
カオリンは、ほとんど試験には出ていません。
ただ、最近の傾向では、マイナー成分が問われるので、「吸着成分」絡みで出る可能性があります。
余裕があれば、押えておきたいです。
優先順位は、「まあまあ」です。
ときおり、「カオリン(カオリナイト)」と併記されることもあります。
なお、当該成分が配合された市販薬には、「 【指定第2類医薬品】スルーラックS 240錠 」などがあります。
生薬の効能・効果が頭に入らないときは、実物の説明書きや成分表で、頭に入れていきましょう。
当該生薬は…、
「カオリン --- 吸着成分」
…といった感じに出題されています。
「カオリン --- 吸着成分」ですが、正しい記述です。
問題文の言うように、「カオリン」には、「吸着成分」があります。
当該カオリンは、止瀉薬(下痢止め)に配合される「吸着成分」です。
こんな次第で、解答は、「○」と相なります。
かつては、「吸着成分」は、まったく試験に出なかったのです。
よって、生薬のカオリンも、輪を掛けて出なかったのです。
しかし、傾向がだんだん変わってきており、「吸着成分」のようなマイナー成分も、正面から問われています。
本試験の直前あたりで、一読しておきましょう。
なお、「吸着成分」には、「沈降炭酸カルシウム」や「乳酸カルシウム」などがあります。
「沈降炭酸カルシウム」の方は、出題実績があります。
暗記用に、空白問題を出しておきます。
カオリン --- 「○○作用(吸着成分)」
すらっと出るようなら、OKです。アレレなら、ページの上の方を見つめてください。
「か」の付く生薬へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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