本問は、スモン訴訟についての出題です。基礎知識では、ほぼ毎回出題される内容なので、テキストの精読は必須です。選択肢を1つとして、落とさないようにしましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
まとめあります。「スモン・スモン訴訟のポイントまとめ」を、参考ください。
選択肢aの「スモン訴訟とは、整腸剤として販売されていたホルムアルデヒド製剤を使用したことにより、亜急性脊髄視神経症に罹患したことに対する損害賠償訴訟である。」ですが、誤った記述です。
ずっこける問題です。
間違っているのは、「ホルムアルデヒド」のところです。
正しくは、「キノホルム」です。
こういう、何とも言えない出題があるので、注意してください。
また、「亜急性脊髄視神経症」のところも、注意です。
他の件では、「亜急性“延髄”視神経症」とか、「“遅行性”脊髄視神経症」といった、ひっかけ問題が出ています。
選択肢は、「誤」と相なります。
選択肢bの「スモンの症状は、初期には腹部の膨満感から激しい腹痛を伴う下痢を生じ、次第に下半身の痺れや脱力、歩行困難等が現れる。」ですが、正しい記述です。
症状も、よく出るので、チェックしておきましょう。
なお、痺れは、上半身にまで及ぶことがあります。また、視覚障害から「失明」のおそれもあります。
こんな次第で、選択肢は、「正」と相なります。
選択肢cの「スモン訴訟では、国及び製薬企業が提訴されたが、早期救済のため、地裁及び高裁において和解が勧められ、全面和解が成立した。」ですが、正しい記述です。
被告である国は、スモン患者の早期救済のためには、和解による解決が望ましいとの基本方針に立ちました。
1977年10月に東京地裁において和解が成立して以来、各地の地裁及び高裁において和解が勧められ、1979年9月に全面和解が成立しました。
年代までを覚える必要はないですが、流れは、テキストで確認しておきましょう。
選択肢は、「正」と相なります。
「スモン訴訟を契機として、医薬品の副作用報告制度が創設された。」ですが、誤った記述です。
サリドマイド訴訟、スモン訴訟を契機として、医薬品副作用被害救済制度が創設されました。
薬害の教訓に基づく制度創設は、実に、よく出るので、ガチ暗記しましょう。
よって、「d」は「誤」です。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
先の組み合わせを探せば、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
1問:医薬品本質・・・「ふつう」。
2問:医薬品のリスク評価・・・「ふつう」。
3問:医薬品本質・・・「ふつう」。
4問:健康食品・・・「ふつう」。
5問:アレルギー・・・「ふつう」。
6問:一般用医薬品・・・「ふつう」。
7問:不適正使用・有害事象・・・「ふつう」。
8問:相互作用・・・「ふつう」。
9問:医薬品と食品・・・「ふつう」。
10問:小児医薬品・・・「ふつう」。
11問:高齢者・・・「ふつう」。
12問:妊婦・授乳婦・・・「ふつう」。
13問:プラセボ効果(偽薬効果)・・・「ふつう」。
14問:医薬品の品質・・・「ふつう」。
15問:一般用医薬品の役割・・・「ふつう」。
16問:販売時コミュニケーション・・・「ふつう」。
17問:登録販売者の確認ポイント・・・「ふつう」。
18問:薬害:サリドマイド訴訟・・・「ふつう」。
19問:薬害:スモン訴訟・・・「ふつう」。
20問:薬害:HIV訴訟・・・「ふつう」。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
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