人体 一問一答

脳や神経系の働き 末梢神経系

 テキストのページは、「脳や神経系の働き 末梢神経系」です。

 んでは、スタート。

『脳や脊髄から体の各部へと伸びている末梢神経系は、その機能に着目して、随意運動、知覚等を担う体性神経系と、消化管の運動や血液の循環等のように生命や身体機能の維持のため無意識に働いている機能を担う自律神経系に分類される。』

正誤はこちら。

 正しい記述です。

 体性神経系と自律神経系の語句に注意してください。入れ替え問題で出ますよ!

『体性神経系は、交感神経系と副交感神経系からなる。』

正誤はこちら。

 誤った記述です。

 間違っているのは、「体性神経系」のところです。

 正しくは、「自律神経系」です。

 交感神経系と副交感神経系からなるのは、自律神経系ですよね。

 こういう基本問題を落とさないようにしましょう

『効果を及ぼす各臓器・器官(効果器)に対して、交感神経系と副交感神経系の二つの神経系が支配している(自律神経系の二重支配)。』

正誤はこちら。

 正しい記述です。

 

 

 記述は難しいですが、ぜんぜんそんなことないです。

 上記見慣れた表ですが、1つの器官は、交感神経系と副交感神経系の2つで支配してる、ってなだけです。

『通常、交感神経系と副交感神経系は、互いに拮抗して働き、一方が活発になっているときには他方は活動を抑制して、効果器を制御している。』

正誤はこちら。

 正しい記述です。

 そらそーでしょという感じです。同時に働いたら困っちゃいますよね。

 たとえば、交感神経系と副交感神経系とが同時に働いたら、「胃」は、血管を収縮して働きを抑える一方で、胃液分泌を亢進することになります。

『交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はアセチルコリンであり、副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はノルアドレナリンである。』

正誤はこちら。

 誤った記述です。定番問題です。

 ノルアドレナリンとアセチルコリンとが入れ替えられています。

 正しい記述は…、

 「交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はノルアドレナリンであり、副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はアセチルコリンである。」

 …です。

 カタカナ語句の入れ替えは、頻繁に起きるので、超意識して見ていってください。

『汗腺を支配する交感神経線維の末端では、例外的にノルアドレナリンが伝達物質として放出される。』

正誤はこちら。

 誤った記述です。

 間違っているのは、「ノルアドレナリン」のところです。

 正しくは、「アセチルコリン」です。

 まずもって、基本的に、「交感神経線維の末端」から放出されるのは、ノルアドレナリンなんですね。

 だけれども、例外的に、「汗腺を支配する交感神経線維の末端」からの放出は、アセチルコリンなんですね。

 「交感神経線維の末端」は、原則:ノルアドレナリンで、例外:アセチルコリンです。

 ややこしいところです。このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前で、見直してください。

 基本どうでもいいので、すぐわからんようになりますよ、ここ。

『全身に広く分布するエクリン腺を支配する交感神経線維の末端ではアセチルコリンが神経伝達物質として放出されるが、局所(腋窩等)に分布するアポクリン腺を支配する交感神経線維の末端ではノルアドレナリンが神経伝達物質として放出される。』

正誤はこちら。

 正しい記述です。

 出題実績のある「注記」からの出題です。これまた、ややこしいですねー。

 ・エクリン腺の交感神経線維の末端(全身)…アセチルコリン

 ・アポクリン腺の交感神経線維の末端(腋窩等)…ノルアドレナリン

 …と整理して押えておきましょう。

 まあここも、忘れやすいところです。先の問題同様に、試験直前で憶えなおしてください。

 わたし、未だにここは憶えられんですね。どーでもいいんで。

『医薬品の成分が体内で薬効又は副作用をもたらす際も、自律神経系への作用や影響が重要である。効果器に対してアドレナリン様の作用を有する成分をアドレナリン作動成分、アセチルコリン様の作用を有する成分をアセチルコリン作動成分という。』

正誤はこちら。

 誤った記述です。

 間違っているのは、「アセチルコリン作動成分」のところです。

 正しくは、「コリン作動成分」です。

 間違えやすいので、注意してください。

 ちなみに、「医薬品」では、アドレナリン作動成分は出てきますが、コリン作動成分は出てこないです。

『神経伝達物質であるアドレナリンの働きを抑える作用(抗アドレナリン作用)を有する成分を抗アドレナリン成分、アセチルコリンの働きを抑える作用(抗コリン作用)を有する成分を抗コリン成分という。』

正誤はこちら。

 正しい記述です。

 出題実績があまりないところですが、問題を作りやすいので丁寧に読んでおきましょう。

 なお、「医薬品」では、抗コリン成分は、出まくってますが、抗アドレナリン成分は出てこないです。

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