第22問‐東京都 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「消化器系2」の出題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

第22問‐消化器系2

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「膵臓は、炭水化物、タンパク質、脂質のそれぞれを消化する酵素の供給を担っている。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 個々の酵素については、「トリプシノーゲン・アミラーゼ・リパーゼ(膵臓)」を、一読願います。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「肝臓で産生された胆汁に含まれる胆汁酸塩(コール酸、デオキシコール酸等の塩類)は、タンパク質の消化を容易にし、また、水溶性ビタミンの吸収を助ける。」ですが、誤った記述です。

 2つ間違っています。

 間違っているのは、「“タンパク質”の消化を容易にし、また、“水溶性ビタミン”の吸収を助ける」のところです。

 正しくは、「“脂質”の消化を容易にし、また、“脂溶性ビタミン”の吸収を助ける」です。

 「コール酸・デオキシコール酸(胆嚢)」も、参考にしてください。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「大腸は、盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなる管状の臓器で、 内壁粘膜に 絨毛がある。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「内壁粘膜に 絨毛がある」のところです。

 正しくは、「内壁粘膜に絨毛はない」です。

 「内壁粘膜に絨毛がある」のは、いわずもがな「小腸」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、選択肢前半の「大腸は、盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなる管状の臓器」は、正しい記述です。

 器官の定義が突っ込まれるようになっているので、チェックしておきましょう。

 参考:大腸、肛門

選択肢d

 選択肢dの「肛門には動脈が細かい網目状に通っていて、肛門周囲の組織がうっ血すると痔の原因となる。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「動脈」のところです。

 正しくは、「静脈」です。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:2

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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人体

 21問:消化器系

 22問:消化器系2

 23問:呼吸器系

 24問:循環器系

 25問:血液及びリンパ系

 26問:泌尿器系

 27問:目

 28問:鼻及び耳

 29問:外皮系

 30問:骨格系及び筋組織

 31問:脳や神経系の働き

 32問:有効成分の吸収及び代謝

 33問:有効成分の吸収及び代謝

 34問:医薬品の体内での働き

 35問:剤形

 36問:皮膚粘膜眼症候群・中毒性表皮壊死融解症

 37問:肝機能障害

 38問:偽アルドステロン症

 39問:医薬品の副作用

 40問:循環器系に現れる副作用

令和5年度 東京都 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和5年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

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