第24問‐東京都 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「循環器系」についての出題です。すべてよく問われる定番の論点なので、全選択肢が解けるようになっておきましょう。

第24問‐循環器系

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「心臓の内部は上部左右の心房、下部左右の心室の4つの空洞に分かれており、心室で血液を集 めて心房に送り、心房から血液を拍出する。」ですが、誤った記述です。

 「逆」問題です。

 間違っているのは、「心室で血液を集 めて心房に送り、心房から血液を拍出する」のところです。

 正しくは、「“心房”で血液 を集めて“心室”に送り、“心室”から血液を拍出する」です。

 中学生物レベルです。押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、前半部分の「心臓の内部は上部左右の心房、下部左右の心室の4つの空洞に分かれており」は、正しい記述です。

 大丈夫と思いますが、チェックしておきましょう。

選択肢b

 選択肢bの「血管壁にかかる圧力(血圧)は、通常、上腕部の動脈で測定され、心臓が収縮したときの血圧 を最小血圧という。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「最小血圧」のところです。

 正しくは、「最大血圧」です。

 手引きの「注記」からの出題です。手引きには…、

 「心臓が収縮したときの血圧を最大血圧、心臓が弛緩したときの血圧(心臓には圧がかからなくても、血管には血管壁の持つ弾力のためある程度の圧がある)を最小血圧という。」

 …とあります。

 過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、チェックしておきましょう。

 個人的には、常識問題として、今後も出そうな気がします。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「四肢を通る静脈では血流が重力の影響を受けやすいため、一定の間隔で存在する内腔 に向かう 薄い帆状のひだ(静脈弁)が発達しており、血液の逆流を防いでいる正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「消化管壁を通っている毛細血管の大部分は、門脈と呼ばれる血管に集まって肝臓に入る」ですが、正しい記述です。

 「門脈」の正しい記述です。

 ときどき出るので、テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:5

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

 >>> 次の問題へ。

人体

 21問:消化器系

 22問:消化器系2

 23問:呼吸器系

 24問:循環器系

 25問:血液及びリンパ系

 26問:泌尿器系

 27問:目

 28問:鼻及び耳

 29問:外皮系

 30問:骨格系及び筋組織

 31問:脳や神経系の働き

 32問:有効成分の吸収及び代謝

 33問:有効成分の吸収及び代謝

 34問:医薬品の体内での働き

 35問:剤形

 36問:皮膚粘膜眼症候群・中毒性表皮壊死融解症

 37問:肝機能障害

 38問:偽アルドステロン症

 39問:医薬品の副作用

 40問:循環器系に現れる副作用

令和5年度 東京都 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和5年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

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