第37問‐東京都 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「肝機能障害」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

第37問‐肝機能障害

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「医薬品により生じる肝機能障害は、有効成分又はその代謝物の直接的肝毒性が原因で起きる中毒性のものと、有効成分に対する抗原抗体反応が原因で起きるアレルギー性のものに大別される。正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 「中毒性のもの」と「アレルギー性のもの」の正しい記述です。

 他県でもよくよく問われる語句なので、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「黄疸は、ビリルビン(黄色色素)が血液中へ排出されず、胆汁中に滞留することにより生じる。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「血液中へ排出されず、胆汁中に滞留する」のところです。

 正しくは、「“胆汁”中へ排出されず、“血液”中に滞留する」です。

 「黄疸」は、そこそこ知られている病気です。

 よく出るので、テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「軽度の肝機能障害の場合、自覚症状がなく、健康診断等の血液検査(肝機能検査値の悪化)で 初めて判明することが多い。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 「軽度の肝機能障害」は、自覚症状が少ないです。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「肝機能障害が疑われた場合、原因と考えられる医薬品を使用し続けても、不可逆的な病変(肝 不全)を生じることはない。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「不可逆的な病変(肝 不全)を生じることはない」のところです。

 正しくは、「不可逆的な病変(肝不全) を生じ、死に至ることもある」です。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:3

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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人体

 21問:消化器系

 22問:消化器系2

 23問:呼吸器系

 24問:循環器系

 25問:血液及びリンパ系

 26問:泌尿器系

 27問:目

 28問:鼻及び耳

 29問:外皮系

 30問:骨格系及び筋組織

 31問:脳や神経系の働き

 32問:有効成分の吸収及び代謝

 33問:有効成分の吸収及び代謝

 34問:医薬品の体内での働き

 35問:剤形

 36問:皮膚粘膜眼症候群・中毒性表皮壊死融解症

 37問:肝機能障害

 38問:偽アルドステロン症

 39問:医薬品の副作用

 40問:循環器系に現れる副作用

令和5年度 東京都 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和5年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

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こまごましたもの

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