本問は、「法規」の「毒薬及び劇薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「一般用医薬品には、毒薬に該当するものはないが、劇薬に該当するものはある。」ですが、誤った記述です。
現在のところ、毒薬又は劇薬で、一般用医薬品のものはありません。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、ついでに、「毒薬又は劇薬は、要指導医薬品に該当することはある」も、押えておきましょう。時折出ます。
選択肢bの「毒薬又は劇薬は、14歳以上の者であっても交付が禁止される場合がある」ですが、正しい記述です。
まずもって、毒薬・劇薬は、「14歳未満の者その他安全な取扱いに不安のある者に交付することは禁止」されています。
んなもんで、配偶者のように、たとえ、年齢が14歳以上であっても、取扱いに不安のある人なら、交付が禁止されます。
よって、選択肢は、「正」となります。
数字の「14歳未満」は、常に狙われています。「法規の数字」を一読をば。
また、「14歳未満」の憶え方については、「毒薬・劇薬の「14歳未満」と「かぎ」の整理とまとめ‐登録販売者 法規」も、参考にしてください。
選択肢cの「劇薬を一般の生活者に対して販売する際、譲受人から交付を受ける文書には、当該医 薬品の使用期間の記載が必要である。」ですが、誤った記述です。
譲受人から受け取る文書ですが、「品名、数量、使用目的、譲渡年月日、譲受人の氏名、住所及び職業が記入され、署名又は記名押印された文書」であることが求められています。
「使用目的」の記入は必要ですが、「使用期間」については、無用となっています。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「店舗管理者が薬剤師以外である場合、店舗販売業者は、劇薬を開封して販売してはな らない」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「毒薬又は劇薬については、」
「店舗管理者が薬剤師である店舗販売業者及び医薬品営業所管理者が薬剤師である卸売販売業者以外の医薬品の販売業者は、」
「開封して、販売等してはならないとされている」
…とあります。
「逆」を言えば、店舗管理者が薬剤師なら、毒薬・劇薬の開封販売が可能、といった次第です。
「医薬品の分割販売と、毒薬・劇薬の開封販売のまとめ‐登録販売者 法規」も、一読願います。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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