午後第17問‐鳥取県 令和4年度（2022年度）過去問と解説
まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。
本問は、「医薬品」の「浣腸薬及び駆虫薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
午後第17問‐浣腸薬及び駆虫薬
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難易度コメント＋こたえ
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢a
選択肢aの「グリセリンが配合された浣腸薬では、排便時に血圧上昇を生じる場合がある。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「血圧上昇」のところです。
正しくは、「血圧低下」です。
手引きには…、
「排便時に血圧低下を生じて、立ちくらみの症状が現 れるとの報告があり、そうした症状は体力の衰えている高齢者や心臓に基礎疾患がある人で 特に現れやすいため、」
「高齢者又は心臓病の診断を受けた人では、使用する前にその適否につ き、治療を行っている医師等に相談がなされるべきである」
…とあります。
これは、「適正使用」でも、よく出る論点です。
「相談すること 高齢者」や「相談すること 次の症状がある人」、「相談すること 基礎疾患２」を、一読願います。
憶えておいて、損はないです。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢b
選択肢bの「炭酸水素ナトリウムを主薬とする坐 剤は、炭酸水素ナトリウムが直腸内で分解され、 浸透圧の差によって腸管壁から水分を取り込んで直腸粘膜を刺激し、排便を促す。」ですが、誤った記述です。
「炭酸水素ナトリウム」ですが、「炭酸ガスの微細な気泡を発生することで 直腸を刺激する作用」となっています。
キーワードの「炭酸ガス」で、憶えてしまいましょう。
なお、選択肢の言う「浸透圧の差によって腸管壁から水分を取り込んで」ウンヌンは、「グリセリン」や「ソルビトール」などが該当します。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢c
選択肢cの「駆虫薬は、腸管内の寄生虫を駆除するために用いられ、一般用医薬品の駆虫薬が対象 とする寄生虫は、条虫と 蟯虫である。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「条虫」のところです。
正しくは、「回虫」です。
昔からよく出ています、テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢d
選択肢dの「パモ酸ピルビニウムは、蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示すとされて いる。」ですが、正しい記述です。
「パモ酸ピルビニウム」の正しい記述です。
キーワードの「栄養分」で、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
答え
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解：4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は２回念押し‐最終得点は２～３点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
医薬品
令和4年度 鳥取県
・医薬品に共通する特性と基本的な知識（午前：第1～第20問）
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