40問‐奈良県 過去問と解説
まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。
本問は、「人体」の「無菌性髄膜炎」についての問題です。選択肢の１つがちょっとだけ応用が利いています。しかし、残りの選択肢は、基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
40問‐無菌性髄膜炎
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難易度コメント＋こたえ
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢a
選択肢aの「大部分は、原虫が原因と考えられているが、マイコプラズマ感染症やライム病、医 薬品の副作用等によって生じることもある。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「原虫」のところです。
「無菌性髄膜炎」ですが、その原因の大部分は、「ウイルス」です。
後半部分の「マイコプラズマ感染症」ウンヌンは、正しい記述です。憶える必要はないですが、ざっくりとテキストに当たっておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢b
選択肢bの「医薬品の副作用が原因の場合、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、関節 リウマチ等の基礎疾患がある人で発症リスクが高い」ですが、正しい記述です。
「無菌性髄膜炎」の正しい記述です。テキストで確認しておきましょう。
なお、別の話ですが、「全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病」は、解熱鎮痛成分の「イブプロフェン」でも、出てきます。
手引きには…、
「イブプロフェンは、全身性エリテマトーデス又は混合性結合組織病のある人において無菌性髄膜炎を生じやすいため、」
「使用する前にその適否につき、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談するなどの対応が必要である」
…とあります。
要注意論点なので、併せて押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢c
選択肢cの「多くの場合、発症は緩やかで、頭痛、めまい、浮動感、不安定感の症状が現れる」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「発症は緩やかで、頭痛、めまい、浮動感、不安定感の症状が現れる」のところです。
発症は急性です！
また、「無菌性髄膜炎」の症状は、「首筋のつっぱりを伴った激しい頭痛、発熱、吐きけ・嘔吐、意識混濁等の症状」です。
症状の全部を押える必要はありませんが、キーワードの「首筋のつっぱりを伴った激しい頭痛」くらいは、押えておきましょう。
なお、選択肢の言う「頭痛、めまい、浮動感、不安定感の症状」は、「その他」の節で出てくる「心臓や血管に作用する医薬品」の副作用です。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢d
選択肢dの「過去に軽度の症状を経験した人の場合、再度、同じ医薬品を使用することにより再 発することがある」ですが、正しい記述です。
無菌性髄膜炎は、再発しやすいです。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
答え
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解：2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は２回念押し‐最終得点は２～３点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
人体
令和3年度 奈良県
・医薬品に共通する特性と基本的な知識（午前：第1～第20問）
独学向け教材
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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