32問‐奈良県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「自律神経系の働き」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

32問‐自律神経系の働き

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢1

 選択肢1の「目 ― 瞳孔収縮 ― 瞳孔散大」ですが、誤った記述です。

 「目」ですが、「交感神経系」が活発な時は、「瞳孔散大」です。

 対して、「副交感神経系」が活発な時は、「瞳孔収縮」です。

 本問は、「副交感神経系」で考えるといいでしょう。

 「副交感神経系」は、「食事・休息」なときですから、目がとろんとするわけで、よって、瞳孔収縮となるわけです。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢2

 選択肢2の「唾液腺 ― 唾液分泌亢進 ― 少量の粘性の高い唾液を分泌」ですが、誤った記述です。

 「唾液腺」ですが、「交感神経系」が活発な時は、「少量の粘性の高い唾液を分泌」です。

 対して、「副交感神経系」が活発な時は、「唾液分泌亢進」です。

 「交感神経系」が活発な時は、「闘争・活動」なときですから、緊張しており、唾液がねばつきます。

 「副交感神経系」は、「食事・休息」なときですから、唾液がドンドコ出るわけです。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢3

 選択肢3の「心臓 ― 心拍数減少 ― 心拍数増加」ですが、誤った記述です。

 「心臓」ですが、「交感神経系」が活発な時は、「心拍数増加」です。

 対して、「副交感神経系」が活発な時は、「心拍数減少」です。

 「交感神経系」が活発な時は、「闘争・活動」なときですから、心臓がドンドコ動いて、体中に血液を巡らせているわけです。

 「副交感神経系」は、「食事・休息」なときですから、ゆったりまったりで、心臓の動くは緩やかになるってな次第です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢4

 選択肢4の「気管支 ― 収縮 ― 拡張」ですが、誤った記述です。

 「気管支」ですが、「交感神経系」が活発な時は、「拡張」です。

 対して、「副交感神経系」が活発な時は、「収縮」です。

 「交感神経系」が活発な時は、「闘争・活動」なときですから、はあはあと息ができるように、気管支は拡張します。

 「副交感神経系」は、「食事・休息」なときですから、息も穏やかってな次第です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢5

 選択肢5の「腸 ― 運動低下 ― 運動亢進」ですが、正しい記述です。

 「腸」ですが、「交感神経系」が活発な時は、「闘争・活動」なときですから、腸の動きは低下します。戦っているときに、消化などしている暇がないからです。

 「副交感神経系」は、「食事・休息」なときですから、当然、腸がドンドコ動いて、食べ物を消化するわけです。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「1」は「誤」です。

 「2」は「誤」です。

 「3」は「誤」です。

 「4」は「誤」です。

 「5」は「正」です。

 「正しいもの」は、

 正解:5

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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人体

 21問:胃及び小腸

 22問:胆嚢及び肝臓

 23問:大腸及び肛門

 24問:歯

 25問:呼吸器系

 26問:外皮系

 27問:骨格系

 28問:中枢神経系

 29問:心臓及び血管系

 30問:消化酵素

 31問:薬の働く仕組み

 32問:自律神経系の働き

 33問:有効成分の吸収

 34問:薬の代謝及び排泄

 35問:剤形

 36問:副作用

 37問:偽アルドステロン症

 38問:皮膚粘膜眼症候群

 39問:泌尿器系副作用

 40問:無菌性髄膜炎

令和3年度 奈良県

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(午前:第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(午前:第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後:第1~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後:第41問~第60問)

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こまごましたもの

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