39問‐奈良県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「泌尿器系副作用」についての問題です。難しいところはありません。ほぼ取れるはずです。

39問‐泌尿器系副作用

 

 (クリックして拡大。)

難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「腎障害では、一時的に尿が増える症状は現れることはない。」ですが、誤った記述です。

 「腎障害」ですが、尿量の減少、ほとんど尿が出ない、逆に一時的に尿が増える、むくみ(浮腫)、倦怠感、発疹、吐きけ・嘔吐、発熱、尿が濁る・赤みを帯びる(血尿)等の症状が現れます。

 ガチ暗記は無用です。しかし、過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「副交感神経系の機能を亢進する成分が配合された医薬品を使用すると、膀胱の排尿 筋の収縮が抑制され、尿が出にくい、尿が少ししか出ない、残尿感がある等の症状を 生じることがある」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「副交感神経系の機能を亢進する」のところです。

 正しくは、「副交感神経系の機能を抑制する」です。

 「副交感神経系」ですが、「休息・食事」の時に活発になります。

 選択肢のように、「副交感神経系の機能を亢進する」であれば、ドンドコとおしっこがでることになります。

 答えに言う「抑制」になるからこそ、おしっこが出難くなるわけです。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「排尿困難が進行すると、尿意があるのに尿が全く出なくなったり(尿閉)、下腹部 が膨満して激しい痛みを感じるようになる」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「膀胱炎様症状では、尿の回数増加(頻尿)、排尿時の疼痛、残尿感等の症状が現れ る。」ですが、正しい記述です。

 「膀胱炎様症状」の正しい記述です。

 最近の試験では、どの県でも、「副作用」のすべてが問われています。

 あまり出ない副作用でも、遺漏なく、テキストに当たっておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:3

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

 >>> 次の問題へ。

人体

 21問:胃及び小腸

 22問:胆嚢及び肝臓

 23問:大腸及び肛門

 24問:歯

 25問:呼吸器系

 26問:外皮系

 27問:骨格系

 28問:中枢神経系

 29問:心臓及び血管系

 30問:消化酵素

 31問:薬の働く仕組み

 32問:自律神経系の働き

 33問:有効成分の吸収

 34問:薬の代謝及び排泄

 35問:剤形

 36問:副作用

 37問:偽アルドステロン症

 38問:皮膚粘膜眼症候群

 39問:泌尿器系副作用

 40問:無菌性髄膜炎

令和3年度 奈良県

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(午前:第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(午前:第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後:第1~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後:第41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

みんなとシェアする