73問‐関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県) 令和2年度(2020年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「薬の体内での働き」についての問題です。少々難解ですが、すべてテキスト記載事項なので、テキストを精読した人なら大丈夫なはずです。

73問‐薬の体内での働き

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「循環血液中に移行した有効成分は、多くの場合、標的となる細胞に存在する受容体、酵素、トランスポーターなどのタンパク質と結合し、その機能を変化させることで薬効や副作用を現す。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「医薬品の効力をより強く期待する場合は、添付文書に記載された用法用量より服用量を増やしたり、服用間隔を短くするなどの工夫が必要である。」ですが、誤った記述です。

 一読して、不適切な使用だとわかります。

 薬は、「用法用量」が大事です。選択肢のようなことをしてはいけません。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「医薬品が効果を発揮するためには、その対象である器官や組織中に、最小有効濃度以上の濃度で分布する必要がある。 」ですが、正しい記述です。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「循環血液中に移行した有効成分の濃度は、ある時点でピークに達した後に低下するが、これは代謝・排泄の速度が吸収・分布の速度を上回るためと考えられる」ですが、正しい記述です。

 これまた、そのとおりの記述です。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「正」です。

 「正しいものの組み合わせ」は、

 正解:2

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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人体

 61問:消化酵素・・・「ふつう」。

 62問:肝臓胆嚢・・・「ふつう」。

 63問:血管系・・・「ふつう」。

 64問:血液・・・「ふつう」。

 65問:腎臓・・・「ふつう」。

 66問:感覚器官・・・「ふつう」。

 67問:皮膚・・・「ふつう」。

 68問:骨格系及び筋組織・・・「ふつう」。

 69問:中枢神経系・・・「ふつう」。

 70問:抗コリン作用・・・「ふつう」。

 71問:点眼薬点鼻薬・・・「ふつう」。

 72問:剤形・・・「ふつう」。

 73問:薬の体内での働き・・・「やや難」。

 74問:ショック(アナフィラキシー)・・・「ふつう」。

 75問:偽アルドステロン症・・・「やや難」。

 76問:精神神経系副作用・・・「ふつう」。

 77問:消化器系副作用・・・「ふつう」。

 78問:副作用‐間質性肺炎・・・「ふつう」。

 79問:循環器系副作用・・・「ふつう」。

 80問:泌尿器系副作用・・・「ふつう」。

R2 関西広域連合 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・R1 関西広域連合 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

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