本問は、「剤形」についての問題です。特に難しいところはありません。テキストを読んで問題集を解いていれば、解けます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢1の「舌下錠・・・吸収され循環血液中に入った成分は、初めに肝臓で代謝を受けた後、全身に分布する。 」ですが、誤った記述です。
一部の舌下錠には、抗狭心症薬のニトログリセリン(舌下錠、スプレー)や禁煙補助薬のニコチン(咀嚼剤)のように、有効成分が口腔粘膜から吸収されて全身作用を現すものがあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢2の「シロップ剤・・・小児に用いる医薬品の場合、ゼラチン等を混ぜることが多い。」ですが、誤った記述です。
ゼラチンは、「カプセル剤」の原料であり、シロップ剤には使われません。
小児のシロップ剤には、白糖等の糖類を混ぜることがあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
まあ、ゼラチンを入れると、シロップ剤が固まってしまうので、この点でも、誤りと判断できるように思います。
選択肢3の「口腔内崩壊錠・・・口の中で速やかに溶け、成分が消化管から吸収される。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「チュアブル錠・・・容器に残った場合、すすぎ液も服用するなど工夫が必要である。」ですが、誤った記述です。
「チュアブル錠」は、口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する剤形であり、水なしでも服用できる」ものです。
ですから、容器に残ることもそうないですし、すすぎ液とも、相容れないです。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、選択肢のように、「すすぎ液も服用」するのは、粘りのある「シロップ剤」です。
選択肢5の「トローチ・・・口の中で噛み砕いて服用する。」ですが、誤った記述です。
トローチは、飲み込まずに口の中で舐めて、徐々に溶かして使用します。
実際に、トローチを舐めた事がある人なら、即答できるかと思います。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「1」は「誤」です。
「2」は「誤」です。
「3」は「正」です。
「4」は「誤」です。
「5」は「誤」です。
「正しいもの」は、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
61問:消化酵素・・・「ふつう」。
62問:肝臓胆嚢・・・「ふつう」。
63問:血管系・・・「ふつう」。
64問:血液・・・「ふつう」。
65問:腎臓・・・「ふつう」。
66問:感覚器官・・・「ふつう」。
67問:皮膚・・・「ふつう」。
68問:骨格系及び筋組織・・・「ふつう」。
69問:中枢神経系・・・「ふつう」。
70問:抗コリン作用・・・「ふつう」。
71問:点眼薬点鼻薬・・・「ふつう」。
72問:剤形・・・「ふつう」。
73問:薬の体内での働き・・・「やや難」。
74問:ショック(アナフィラキシー)・・・「ふつう」。
75問:偽アルドステロン症・・・「やや難」。
76問:精神神経系副作用・・・「ふつう」。
77問:消化器系副作用・・・「ふつう」。
78問:副作用‐間質性肺炎・・・「ふつう」。
79問:循環器系副作用・・・「ふつう」。
80問:泌尿器系副作用・・・「ふつう」。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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