84問‐福島県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「法規」の「医薬品の販売業」についての問題です。選択肢の1つが、実に応用的な問題で、しかも、これが解けないと、正解を導けないです。ギリギリまで選択肢を絞って、後は、天に任せましょう。

84問‐医薬品の販売業

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「やや難」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「薬局における一般の生活者に対する医薬品の販売は、医薬品の販売業の許可を必要 としない。」ですが、正しい記述です。

 正しい記述です。薬局は、販売業の許可が無用です。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「店舗販売業は、一般用医薬品をあらかじめ小分けして販売することができる。」ですが、誤った記述です。

 店舗販売業は、分割販売が可能ですが、選択肢のように、「あらかじめ小分けして販売すること」はダメです。

 テキストで確認しておきましょう。

 参考:医薬品の分割販売と、毒薬・劇薬の開封販売のまとめ‐登録販売者 法規

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「配置販売業は、一般用医薬品を開封して分割販売することができる」ですが、誤った記述です。

 ド定番論点です。

 配置販売業は、分割販売ができません。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「卸売販売業は、薬局の求めに応じて医療用医薬品の包装を開封して分割販売するこ とができる」ですが、正しい記述です。

 難しい選択肢です。

 卸売販売業は、分割販売が可能です。

 手引きには…、

 「卸売販売業では、特定の購入者の求めに応じて医薬品の包装を開封して分割販売(いわゆる「量り売り」、「零売」と呼ばれることもある。)することができる」

 …とあります。

 手引きでは、単なる「医薬品」とあるので、医療用医薬品も、含まれると解されます。

 そして、卸売販売業は、医療用医薬品の販売ができます。

 んで、「特定の購入者の求め」には、薬局も含まれると解されます。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:3

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

 >>> 次の問題へ。

法規

 81問:生物由来製品

 82問:毒薬又は劇薬

 83問:要指導医薬品及び一般用医薬品

 84問:医薬品の販売業

 85問:外箱側面記載事項

 86問:登録販売者

 87問:医薬品の容器外箱等

 88問:医薬部外品

 89問:化粧品

 90問:化粧品の効能効果

 91問:保健機能食品等

 92問:カルシウムの吸収を高める食品

 93問:店舗販売業者

 94問:薬局

 95問:配置販売業

 96問:特定販売

 97問:濫用等のおそれのある医薬品

 98問:適正広告

 99問:一般用医薬品の販売方法

 100問:監督処分

令和3年度 福島県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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