本問は、医薬品食品相互作用についての出題です。テキストの精読は必須です。よく出ます。テキストの下線・太線は、必ず押えておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢アの「アルコールは、主として腎臓で代謝されるため、酒類(アルコール)をよく摂取する人は、その代謝機能が高まっていることが多い。」ですが、誤った記述です。
ずっこける問題です。
間違っているのは、「腎臓」のところです。
正しくは、「肝臓」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢イの「制酸成分を主体とする胃腸薬については、酸度の高い食品と一緒に使用すると胃酸に対する中和作用が低下することが考えられるため、炭酸飲料での服用は適当でない。」ですが、正しい記述です。
「医薬品」の論点です。
選択肢のいうとおり、制酸成分の胃腸薬は、炭酸飲料で飲まない方がいいです。
制酸成分には、「炭酸水素ナトリウム(重曹)」や「ケイ酸マグネシウム」、「
ボレイ(牡蠣)」などがあります。
これらの成分の問題でも「炭酸飲料」の当否が問われるので、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢ウの「内服薬は、食品との相互作用を考慮する必要があるが、外用薬は、食品との相互作用を考慮しなくてもよい。」ですが、誤った記述です。
外用薬でも、食品との相互作用を考慮すべきです。
テキストには、「外用薬や注射薬であっても、食品によって医薬品の作用や代謝に影響を受ける可能性がある。」と、記載されているはずです。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢エの「食品中に医薬品の成分と同じ物質が存在する場合、医薬品とその食品を一緒に服用すると過剰摂取となることがある。」ですが、正しい記述です。
代表例に、「カンゾウ(甘草)」があります。
参考:カンゾウ
カンゾウは、甘味料として使われることもあり、お菓子に含まれていたりします。
amazon参考:カルビー かっぱえびせん
んなもんで、「カンゾウ」の入った薬を摂取しつつ、先のかっぱえびせんなどを食べると、過剰摂取となってしまいます。
よって、選択肢は、「正」となります。
「ア」は「誤」です。
「イ」は「正」です。
「ウ」は「誤」です。
「エ」は「正」です。
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
1問:医薬品概論・・・「ふつう」。
2問:リスク評価・・・「ふつう」。
3問:医薬品副作用・・・「ふつう」。
4問:健康食品・・・「ふつう」。
5問:乳児小児・・・「ふつう」。
6問:相互作用・・・「ふつう」。
7問:妊娠女性・・・「ふつう」。
8問:高齢者・・・「ふつう」。
9問:プラセボ効果・・・「ふつう」。
10問:アレルギー・・・「ふつう」。
11問:医薬品品質・・・「ふつう」。
12問:不適切使用・・・「ふつう」。
13問:医薬品食品相互作用・・・「ふつう」。
14問:一般用医薬品役割・・・「ふつう」。
15問:コミュニケーション・・・「ふつう」。
16問:年齢区分・・・「ふつう」。
17問:サリドマイド訴訟・・・「ふつう」。
18問:スモン訴訟・・・「ふつう」。
19問:HIV訴訟・・・「ふつう」。
20問:CJD訴訟・・・「ふつう」。
苦手科目の克服等には、以下の科目別リンクを利用してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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