第5問は、乳児小児の問題です。テキストを精読し、過去問演習を繰り返していれば、まず、解ける問題です。貴重な1点を確保です。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
テキストをきっちり読み込んでおけば大丈夫なはずです。
選択肢アの「小児は、大人と比べて身体の大きさに対して腸が短く、服用した医薬品の吸収率が相対的に低い。」ですが、誤った記述です。
配偶者のように、ダメダメな選択肢です。全部違います。
正しくは、「小児は、大人と比べて身体の大きさに対して腸が“長く”、服用した医薬品の吸収率が相対的に“高い”。」です。
ここは、なぜか、出題者のお気に入りの「ひっかけ」ポイントです。
「小児・・・長く高い」と、憶えこみましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢イの「小児は、肝臓や腎臓の機能が未発達であるため、医薬品の成分の代謝・排泄に時間がかかる。」ですが、正しい記述です。
たとえば、「カフェイン」などが代表例です。
「カフェインの血中濃度が最高血中濃度の半分に低減するのに要する時間は、通常の成人が約3.5時間であるのに対して、乳児では約80時間と非常に長い」と、あります。
この数字も、試験に出ているので、併せてチェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢ウの「小児は、血液脳関門が未発達であるため、吸収されて循環血液中に移行した医薬品の成分が脳に達しにくい。」ですが、誤った記述です。
これまた、正反対の選択肢です。
正しくは、「達しやすい」です。
このため、中枢神経系に影響を与える医薬品で、副作用が出やすくなっています。
先に見た、「カフェイン」や、「抗ヒスタミン系の睡眠鎮静薬」がそうです。
「適正使用」でも出るところなので、入念に押えていってください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢エの「乳児は、医薬品の影響を受けやすく、また、状態が急変しやすいため、基本的には医師の診療を受けることが優先され、一般用医薬品による対処は最小限にとどめることが望ましい。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
「乳児は、薬より、受診」と、常識の1つとしても、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「ア」は「誤」です。
「イ」は「正」です。
「ウ」は「誤」です。
「エ」は「正」です。
正解:4
1問:医薬品概論・・・「ふつう」。
2問:リスク評価・・・「ふつう」。
3問:医薬品副作用・・・「ふつう」。
4問:健康食品・・・「ふつう」。
5問:乳児小児・・・「ふつう」。
6問:相互作用・・・「ふつう」。
7問:妊娠女性・・・「ふつう」。
8問:高齢者・・・「ふつう」。
9問:プラセボ効果・・・「ふつう」。
10問:アレルギー・・・「ふつう」。
11問:医薬品品質・・・「ふつう」。
12問:不適切使用・・・「ふつう」。
13問:医薬品食品相互作用・・・「ふつう」。
14問:一般用医薬品役割・・・「ふつう」。
15問:コミュニケーション・・・「ふつう」。
16問:年齢区分・・・「ふつう」。
17問:サリドマイド訴訟・・・「ふつう」。
18問:スモン訴訟・・・「ふつう」。
19問:HIV訴訟・・・「ふつう」。
20問:CJD訴訟・・・「ふつう」。
苦手科目の克服等には、以下の科目別リンクを利用してください。
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