2問‐福岡県 R1年度(2019年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第2問は、リスク評価の問題です。常識的に考えれば解ける問題です。ぜひとも、正解してください。

2問‐リスク評価

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説:ア

 選択肢アの「医薬品の効果とリスクは、薬物曝露時間と曝露量との和で表現される用量-反応関係に基づいて評価される。」ですが、誤った記述です。

 登録販売者試験によくある、人を食った「ひっかけ」問題です。

 間違っているのは、「」のところです。

 正しくは、「」です。

 焦っていると、ついつい、ひっかかるので、注意してください。

 よって、選択肢の「ア」は、「誤」と相なります。

解説:イ

 選択肢イの「「無作用量」とは、薬物の効果が発現し、有害反応が発現しない最大の投与量のことである。」ですが、誤った記述です。

 「無作用量」とは、読んで字の如く、薬物の効果の発現が検出されません。

 語句の「無作用量・最小有効量・治療量・中毒量・最小致死量・致死量」は、結構な出題率なので、個々の意味を正確に押えておきましょう。

 参考:医薬品のリスク評価の「用量・反応」の語呂合わせ

 よって、選択肢の「イ」は、「誤」と相なります。

解説:ウ

 選択肢ウの「医薬品は少量の投与でも、長期投与されれば慢性的な毒性が発現する場合がある。」ですが、そのとおりです。

 「医薬品」では、「長期連用」を禁じるものが、多数登場します。

 このことからも、選択肢が正しいことが、判断できるはずです。

 よって、選択肢の「ウ」は、「正」と相なります。

解説:エ

 選択肢エの「医薬品の投与量が治療量上限を超えると、効果よりも有害反応が強く発現する「最小致死量」となり、「中毒量」を経て、「致死量」に至る」っですが、誤った記述です。

 当該順番も、よく出ます。

 正しくは、「中毒量」→「最小致死量」→「致死量」です。

 先も述べたように、よく出るところなので、押えておきましょう。

 参考:医薬品のリスク評価の「用量・反応」の語呂合わせ

 よって、選択肢の「エ」は、「誤」と相なります。

答え

 「ア」は「誤」です。

 「イ」は「誤」です。

 「ウ」は「正」です。

 「エ」は「誤」です。

 正解:4

 もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が上がります。

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基本知識

 1問:医薬品概論・・・「ふつう」。

 2問:リスク評価・・・「ふつう」。

 3問:医薬品副作用・・・「ふつう」。

 4問:健康食品・・・「ふつう」。

 5問:乳児小児・・・「ふつう」。

 6問:相互作用・・・「ふつう」。

 7問:妊娠女性・・・「ふつう」。

 8問:高齢者・・・「ふつう」。

 9問:プラセボ効果・・・「ふつう」。

 10問:アレルギー・・・「ふつう」。

 11問:医薬品品質・・・「ふつう」。

 12問:不適切使用・・・「ふつう」。

 13問:医薬品食品相互作用・・・「ふつう」。

 14問:一般用医薬品役割・・・「ふつう」。

 15問:コミュニケーション・・・「ふつう」。

 16問:年齢区分・・・「ふつう」。

 17問:サリドマイド訴訟・・・「ふつう」。

 18問:スモン訴訟・・・「ふつう」。

 19問:HIV訴訟・・・「ふつう」。

 20問:CJD訴訟・・・「ふつう」。

R1 福岡県 科目別

 苦手科目の克服等には、以下の科目別リンクを利用してください。

 ・R1 福岡 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・薬事に関する法規と制度(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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