本問は、「医薬品」の「口内炎及び口内炎用薬」についての問題です。生薬の選択肢が1つあり、最終解答に絡んでくるのですが、まあ、何とか正解できるかと思います。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、解けるようにはなっておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「口内炎は口腔 の粘膜上皮に水疱や潰瘍ができて痛み、ときに口臭を伴う。」ですが、正しい記述です。
手引きには…、
「口内炎や舌炎は、いずれも口腔 粘膜に生じる炎症で、代表的な口腔 疾患である。」
「口腔の粘膜上 皮に水疱 や潰瘍ができて痛み、ときに口臭を伴う。」
「発生の仕組みは必ずしも解明されていないが、 栄養摂取の偏り、ストレスや睡眠不足、唾液分泌の低下、口腔 内の不衛生などが要因となって生 じることが多いとされる。」
「また、疱疹ウイルスの口腔内感染による場合や、医薬品の副作用とし て口内炎を生じる場合もある。」
…とあります。
このあたりの記述も出るようになっています。遺漏なく、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「シコンは、ムラサキ科のムラサキの葉を基原とする生薬で、患部からの細菌感染を防止す ることを期待して口内炎用薬に用いられる」ですが、誤った記述です。
小難しい選択肢です。
間違っているのは、「患部からの細菌感染を防止す ることを期待」のところです。
「シコン」ですが、「組織修復促進、抗菌などの作 用を期待」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、前半部分の「ムラサキ科のムラサキの葉を基原」は、正しい記述です。
選択肢cの「口腔 内局所に適用される外用薬のため、ステロイド性抗炎症成分が配合されていても長期 の連用は問題ない」ですが、誤った記述です。
んなーこたない選択肢です。
ステロイド性抗炎症成分は、口内炎用薬であっても、長期連用は不可です。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「アクリノールは、患部からの細菌感染を防止することを目的として配合される。」ですが、正しい記述です。
「アクリノール」は、「殺菌消毒成分」です。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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