危険物取扱者 乙種4類(乙4)の「性消(危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法)」のうち、「第3石油類」の「重油」の一問一答。
主に、「重油」の定番論点の問題を挙げていきます。
「解説」は、下の方にあります。
間違えた人は、復習用に「お気に入り」などに入れて、空き時間に再チェックです。
問1の『重油は、無色の液体である。』ですが、「×」です。
基本論点です。
「重油」の色は、「褐色または暗褐色」です。
乙4危険物にて、数の少ない“有色”のものなので、チェックだけ入れておきましょう。
「色横断まとめ」も、一読をば。
問2の『重油の引火点は、250℃~380℃である。』ですが、「×」です。
本問は、実質的に、「第3石油類」の「定義」の問題です。
第3石油類とは、1気圧において、「引火点が70℃以上200℃未満のもの」でした。
「重油」は、「第3石油類」です。
んなもんで、引火点は、最大でも「199℃」までとなります。
よって、選択肢のいうように、250℃なわけがない、ってな次第です。
なお、重油の引火点は、「60℃~150℃」です。
問3の『重油は、水に溶ける。』ですが、「×」です。
「重油」は、非水溶性です。
よって、水には溶けません。
問4の『重油は、水に沈む。』ですが、「×」です。
「重油」最大の「ひっかけ」です。
「重油」の「重」という字に、惑われないようにしてください。
「重油」ですが、「油」なので、水には沈まず、水に浮きます。
「重」という字があるため、ついつい、水に沈むような錯覚を抱くときがあります。
疲れていたり、焦っていたりすると、つい間違うので、注意してください。
なお、典型的な「ひっかけ」として…、
『軽油は水に浮くが、重油は水に沈む。』
…が、あります。
「×」です。
繰り返しますが、「重油」は、水に浮きます。
ホント、ウッカリ間違うので、意識して憶えてください。
問5の『重油は、加熱しない限り引火の危険はないが、燃焼温度が高いため、消火が困難である。』ですが、「○」です。
「重油」には、選択肢のいう性質があるので、出火には注意が必要です。
なお、当該文言は、第3石油類と第4石油類と動植物油脂に共通する性質です。
まとめてドン、で憶えてしまいましょう。
以上、「第3石油類」の「重油」の一問一答でした。
ほとんど基礎・基本レベルです。
解けない問題があった人は、「ざっくりノート‐重油」などを参考にして、復習しておきましょう。