乙4危険物「重油」のポイントを重要度別にランク分け列挙。独学者向け。重油は、最近はあまり出ないが、メジャー危険物なので、いつ出てもおかしくない。基本事項をキッチリ押さえておくほか、常識的なものも憶えておく。「最近の傾向」「ド定番事項」「定番論点」とをまとめたので、通勤・通学時の復習に最適。横断まとめへのリンクも。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 危険物・乙種, 危険物・乙4‐勉強, 危険物・乙4‐性消, 危険物・乙4‐性消:第3石油類, 危険物取扱者
「重油」は、乙4危険物の第3石油類:非水溶性危険物に分類される危険物で、そこそこ出る危険物です。
最優先して憶えましょう。
「重油」で最も押さえておきたい論点は、「水に浮く」です。
いいですか、「重」という字に惑わされてはいけません。
「重い油」が「重油」ですが、それでも、「比重は0.9前後」で、「水より軽い」ので浮きます。
本試験では、ホントに、「重油は水より重い」と出題され続けています。
本試験という緊張する時間だと、“つい字面にひっかかってウッカリしてしまう”からこそ、出され続けるのでしょう。
わかってはいても、念入りに、「重油は水に浮く」と憶えてください。
まず、「重油」で、憶えておきたいことは、「重油の種類」と「引火点」です。
「重油」には、「3種類」あって…、
「A重油(1種)」と、「B重油(2種)」と、「C重油(3種)」の3つがあります。
当該3つの種類は、「重油」の「一般常識」であるので、しばしば問われます。
テキストでチェックしておくべきです。
なお、「重油」は、油炊きボイラーの燃料なので、「二級ボイラー技士」を受験予定の方は、上記3つの重油の種類をきっちり憶えておきましょう。二ボでもよく出ます。
参考:二級ボイラー技士の独学
次に、「引火点」も、要チェックです。
「A重油(1種)」と「B重油(2種)」の引火点は、「60度以上」です。
「C重油(3種)」の引火点は、「70度以上」です。
当該引火点の数字がピンポイントで出ることがあるので、憶えておく方が無難です。
「重油」で押さえておきたいのは、「色」です。
「重油」は、乙4危険物では数少ない「有色」の危険物で、「重油は、褐色または暗褐色」です。
参考:「色横断まとめ」
ほいで、言うまでもありませんが、水には溶けません。
次に、「燃えると二酸化硫黄(亜硫酸ガス:SO2O)が発生」も、常識問題として憶えておきます。
「重油」には「硫黄(S)」が含まれているので、燃えると有害な「二酸化硫黄(亜硫酸ガス:SO2O)」が発生します。
大気汚染や酸性雨が激しかったときはよく出たのでしょうが、最近ではそう聞かなくなっているので、頻出事項ではありませんが、憶えておきましょう。
「重油」で試験に出るのは、ざっとこのくらいです。
敢えて言うと、「燃焼温度が高いので、火災になると、消化が困難」が、ときおり顔を出します。
これは、第3石油類や第4石油類、動植物油類に共通するので、まとめて憶えておきましょう。
「重油」は、そう難しい問題は出ないので、過去問をキッチリ仕上げて、「1点」を確保しましょう。
なお、勉強方法等は、「乙種4類の独学」を…、
独学向け教材については、「乙4のテキスト・問題集」をば、お目汚しください。
また、危険物取扱者について、適当かつ曖昧なことを、たとえば、「乙4合格後に取る資格」などを、ブログにまとめています。「危険物取扱者:ブログ記事」をばお目汚しください。
2017年5月5日 7:12 PM
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