クレオソート油 一問一答

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

　危険物取扱者 乙種４類（乙４）の「性消（危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法）」のうち、「第３石油類」の「クレオソート油」の一問一答。

クレオソート油

　主に、「クレオソート油」の定番論点の問題を挙げていきます。

　「解説」は、下の方にあります。

　間違えた人は、復習用に「お気に入り」などに入れて、空き時間に再チェックです。

問１『クレオソート油は、無色・無臭・無害の液体である。』

正誤はこちら。

問２『クレオソート油の引火点は、７０℃以上である。』

正誤はこちら。

問３『クレオソート油は、エタノール等の有機溶剤や水に溶ける。』

正誤はこちら。

問４『クレオソート油は、水に沈む。』

正誤はこちら。

問５『クレオソート油は、カーボンブラックの原料や木材防腐剤に使用される。』

正誤はこちら。

解説：問１

　問１の『クレオソート油は、無色・無臭・無害の液体である。』ですが、「×」です。

　ぜんぶ、間違っています。

　「クレオソート油」ですが、「黒色または濃黄褐色、暗緑色」です。

　んで、「刺激臭」があります。

　そして、「有毒」で、「発がん性が高い」です。

　頻出論点がてんこ盛りなので、１つ１つ、正確に押えておきましょう。

解説：問２

　問２の『クレオソート油の引火点は、７０℃以上である。』ですが、「○」です。

　本問は、「クレオソート油」の問題というより、「第３石油類」の「定義」の問題です。

　「第３石油類」ですが、「引火点が７０℃以上２００℃未満のもの」です。

　「クレオソート油」も、第３石油類なので、当然、引火点は７０℃以上となります。

　なお、憶える必要はありませんが、「クレオソート油」の引火点は、「７５℃」です。

　そこそこ、燃えやすいですね。

解説：問３

　問３の『クレオソート油は、エタノール等の有機溶剤や水に溶ける。』ですが、「×」です。

　「クレオソート油」ですが、「非水溶性」なので、水には溶けません。

　しかし、有機溶剤には溶けます。

　乙４危険物のほとんどは、有機溶剤に溶けるので、「クレオソート油」も、まとめてドンで、押えてしまいましょう。

解説：問４

　問４の『クレオソート油は、水に沈む。』ですが、「○」です。

　「クレオソート油」は、乙４危険物では、数の少ない、比重が１以上の危険物です。

　数字のガチ暗記は無用ですが、「クレオソート油」の比重は、「1.1」です。

　よって、「クレオソート油」は、水に沈みます。

　乙４危険物は、水に沈む方が少ないです。

　それらをまとめた、「比重が１以上の危険物の横断まとめと憶え方」も、一読願います。

解説：問５

　問５の『クレオソート油は、カーボンブラックの原料や木材防腐剤に使用される。』ですが、「○」です。

　よく出るようになった、危険物の「用途問題」です。

　選択肢のいうように、「クレオソート油」は、カーボンブラックの原料や木材防腐剤に使用されています。

　グーグル検索：カーボンブラック

　なお、よく似た名称に、「木クレオソート」があります。

　これは、「無害」で、薬の「正露丸」の成分であります。

　テキストには載っていませんが、当該「木クレオソート」も、「第３石油類」の非水溶性危険物なので、やんわり、押えておきましょう。

総評＋補足

　以上、「第３石油類」の「クレオソート油」の一問一答でした。

　ほとんど基礎・基本レベルです。

　解けない問題があった人は、「ざっくりノート‐クレオソート油」などを参考にして、復習しておきましょう。

　>>>次の一問一答へ。


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