クレオソート油=プレデター。危険物取扱者 乙種4類の危険物の「色」を、横断的にまとめている。独学者向け。「色」は何気に選択肢に採用されているので、憶えておくと選択肢の判別に効く。なお、憶えることは少なく、7つほど。きっちり憶えて、点数の可能性を上げる。
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乙4危険物の、「色」について、横断的にまとめています。
お気に入りに入れておいて、暇な時間に、おさらいしてください。
さて、当該においの論点で、いの一番に憶えなくてはならないのは、「乙4の険物のほとんどは、無色透明」という次第です。
反対に言えば、乙4危険物で「有色」なのは、ごく一部ってな寸法です。
『色』で憶えるべきは、以下に述べる「7つ」の危険物です。
何気に選択肢に採用されるので、ざっくり憶えておきましょう。
有色「7つ」のうち、メジャー系が4つを占めています。
ざっと述べると…、
・ガソリン(自動車用)・・・オレンジ色
・灯油・・・無色~淡黄色(たんおうしょく)
・軽油・・・淡黄色~淡褐色(たんかっしょく)
・重油・・・褐色~暗褐色(あんかっしょく)
…です。
まずもって、これら、乙4危険物を代表するメジャー系の色から憶えてください。
憶え方としたら、「引火点」が高くなるにつれて、色が濃くなる、くらいです。
灯油…引火点:40度→無色~淡黄色と薄い。
軽油…引火点:45度→淡黄色~淡褐色と色が少し濃くなる。
重油…引火点:60度~150度くらい(種類によって異なる)→褐色~暗褐色と濃い。
…っとこんな感じに、メジャー危険物から、攻略してください。
ガソリンは、ご存知のように、“着色”されています。
オレンジ色は、自動車用ガソリンの色です。
ガソリンは用途で色分けされており、航空機用の色もありますが、試験にはそう出ません。(飛行機に給油する人と、車に給油する人と、どちらが多いでしょうか?)
試験に最も出るのは「自動車用ガソリンはオレンジ色に着色されている」ですので、ここを脳に刻んでください。
さて、「ひっかけ」問題を紹介します。
問い「ガソリンは、オレンジ色である」
答え「×」
ガソリンは、用途によって、人工的に着色されているだけで、本来は、「無色」です。
ガソリンそのものが「オレンジ色」ではないので、注意してください。
また、最近では、「工業用ガソリン」が出ることがあります。
工業用ガソリンは、「無色」で、着色されていません。
「工業用ガソリンは、黒色に着色されている」などと、ダーティーな選択肢が出たことがあるので、注意してください。
最後に、もう1つ、「ひっかけ」を紹介します。
問い「ガソリンの臭いは、付臭剤による。」
答え「×」
ガソリンの“色”は、人工的に着色されますが、“臭い”は元からのものです。
ガソリン等は、「特有の臭い(石油臭)」がしますが、これは、人工的に付加された臭いではないので、注意してください。
メジャーを押さえたら、次は、特色のあるものから押さえていきます。
まずは、「ニトロベンゼン」です。
ニトロベンゼンは、「淡黄色」です。
その名の通り、ベンゼンがニトロ化したものが、ニトロベンゼンです。(爆発しません。)
ニトロとは、皆さんご存知の火薬のアレです。
ニトロベンゼン…ニトロ…火薬…黄色っぽい…淡黄色、ってな塩梅で、色を印象付けて憶えてください。
さて、よく似た名称をした危険物に、「クロロベンゼン」があります。
当該クロロベンゼンは、「無色」なので、整理して憶える必要があります。
憶え方としては…、
「大トロ弁当が黄色くなった」と「無職の苦労」
…です。
「大トロ弁当が黄色くなった」ですが、「トロ弁」は、「ニ“トロベン”ゼン」を略したものです。
「黄色」は、先に見たように、「ニトロベンゼン」の「淡黄色」を指しています。
次に、「無職の苦労」ですが、「無職」は、そのまま「無色」に当たります。
「苦労」は、「“くろ”う」で、「“クロ”ロベンゼン」を指します。
「大トロ弁当が黄色くなった」と「無職の苦労」で、整理して憶えられるので、活用してみてください。
次に押さえるは、クレオソート油の「黄色または暗緑色」です。または、「濃黄褐色または黒」と表記されているテキストもあります。
一口で言えば、「クレオソート油=プレデター(配偶者)の色」くらいに憶えます。
「プレデター」とは、SFの古典映画に出てくるキャラクターで、宇宙忍者っぽいものです。
プレデターの本体色は、暗緑色が多いです。体液は黄色でした。
んなもんで、クレオソート油=プレデター(配偶者)ってな寸法です。
なお、クレオソート油は、「乙4・におい・横断まとめ」でも述べたように、特徴てんこ盛り危険物なので、しっかり憶えておきましょう。
最後に、押さえとして、二硫化炭素を憶えます。
二硫化炭素は、純粋なものは「無色」ですが、一般的なものは「淡黄色」となっています。
二硫化炭素の化学式は、その名の通り、「CS2」で硫黄Sが2つあります。
硫“黄”の黄色をイメージしつつ、二硫化炭素の「淡黄色」を憶えるといいでしょう。
(化学式:CS2も、ついでに、憶えてしまいましょう。ときおり、試験に出ます。)
以上、乙4危険物の「色」は、ざっとこんな感じです。
あまり数はありません。
先述したように、乙4のほとんどは、「無色透明」です。
んで、ごく限られたものだけ、「有色」です。
色のあるものを限定して憶えていくとよいでしょう。
通勤や通学時にでも、ざっと確認してください。
『心の軍師』に、『始めにメジャー。後は、特徴系を少しずつ憶える』と、助言してもらってください。
なお、勉強方法等は、「乙種4類の独学」を…、
独学向け教材については、「乙4のテキスト・問題集」をば、お目汚しください。
また、危険物取扱者について、適当かつ曖昧なことを、たとえば、「乙4合格後に取る資格」などを、ブログにまとめています。「危険物取扱者:ブログ記事」をばお目汚しください。
2017年2月21日 12:36 PM
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