ガソリン 一問一答

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 危険物取扱者 乙種4類(乙4)の「性消(危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法)」のうち、「第1石油類」の「ガソリン」の一問一答。

ガソリン

 主に、「ガソリン」の定番論点の問題を挙げていきます。

 「解説」は、下の方にあります。

 間違えた人は、復習用に「お気に入り」などに入れて、空き時間に再チェックです。

問1『自動車用ガソリンは、紫色や赤色、緑色に着色されている。』

正誤はこちら。

問2『ガソリンは、引火点は灯油・軽油よりも低いが、発火点は灯油・軽油より高い。』

正誤はこちら。

問3『ガソリンの燃焼上限界は、約8vol%である。』

正誤はこちら。

問4『非導電性のため、帯電しやすく、静電気によって発火したり、放電火花で爆発したりするおそれがある。』

正誤はこちら。

問5『ガソリンは、常温(20℃)なら引火するが、0℃だと引火しない。』

正誤はこちら。

解説:問1

 問1の『自動車用ガソリンは、紫色や赤色、緑色に着色されている。』ですが、「×」です。

 「ひっかけ」問題です。

 自動車用ガソリンは、「オレンジ色」に着色されています。

 問いの言う「紫色や緑色に着色」されるのは、「航空機用ガソリン」です。

 ガソリンは、ほとんどあらゆる論点が問われる傾向にあるので、シッカリ憶えてしまいましょう。

解説:問2

 問2の『ガソリンは、引火点は灯油・軽油よりも低いが、発火点は灯油・軽油より高い。』ですが、「○」です。

 超絶頻出論点なので、ガチ暗記です。

 ガソリンの引火点は、「-40度」です。

 灯油の引火点は、「40度」です。

 軽油の引火点は、「45度」です。

 よって、前半の「引火点は灯油・軽油よりも低い」は、正しいです。

 次に、発火点ですが…、

 ガソリンの発火点は、「300度」です。

 灯油の発火点は、「220度」です。

 軽油の発火点は、「220度」です。

 よって、後半の「発火点は灯油・軽油より高い」も、正しいです。

 ガソリン・灯油・軽油の引火点・発火点の数字は、ホント、ボーナス問題くらいに出るので、ガチ暗記しておきましょう。

解説:問3

 問3の『ガソリンの燃焼上限界は、約8vol%である。』ですが、「○」です。

 ご存じのように、ガソリンの燃焼範囲(vol%)は、「1.4~7.6」です。

 燃焼上限界は、「7.6」であり、四捨五入すれば、「8」と相なります。

 んなもんで、問題文の「約8vol%」は、正しい表記と相なります。

 乙四も難化していて、ストレートに「ガソリンの燃焼範囲は、1.4~7.6である」などとは、問われなくなってきているので、注意してください。

解説:問4

 問4の『非導電性のため、帯電しやすく、静電気によって発火したり、放電火花で爆発したりするおそれがある。』ですが、「○」です。

 ガソリンは、「不良導体」なので、帯電しやすい(静電気が溜まりやすい)です。

 本問では「非導電性」とありますが、「不良導体」の言い換えみたいなものなので、“表現”にも、注意しておきましょう。

 「電気を通さない」とか「帯電しやすい」などと言い換えられている可能性があります。

 最後に、クソのような「ひっかけ」問題を…

 『ガソリンは、“導電性”のため、帯電しやすい。』

 …挙げておきます。

 「×」です。

 “導電性”ということは、電気を通しやすいわけですから、静電気は溜まり難い、と相なります。

解説:問5

 問5の『ガソリンは、常温(20℃)なら引火するが、0℃だと引火しない。』ですが、「×」です。

 超絶定番論点の「ガソリン」の「引火点」の「-40℃」の応用問題です。

 ガソリンの引火点は-40℃なのですから、常温では当然引火するし、0度でも引火します。

 最近の本試験では、「ガソリンの引火点は-40℃である」といったストレートな出題がなくなってきており、本問のような、少しだけ“考えさせる問題”が増えてきています。

 とはいえ、基本知識で解けるものばかりなので、重要な数字は、シッカリ憶えましょう。

総評+補足

 以上、「第1石油類」の「ガソリン」の一問一答でした。

 ほとんど基礎・基本レベルです。

 解けない問題があった人は、「ざっくりノート‐ガソリン」などを参考にして、復習しておきましょう。

 ガソリンは、ガチで、ほとんどあらゆる論点が、出ます。

 >>>次の一問一答へ。