本問は、「適正化法‐重要事項の説明」についての問題です。どの選択肢も定番で、基礎・基本問題です。難しくはありません。テキストを精読し、過去問を繰り返して、必ず、取れるようになりましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢1の「マンション管理業者は、新規に管理受託契約を締結しようとする場合において、当該マンション管理業者が管理者等に選任されているときは、重要事項の説明会を開催する必要はない。」ですが、誤った記述です。
設問の場合、「新規に管理受託契約を締結しようとする場合」なので、重要事項の説明会を開催する必要があります。
たとえ、「マンション管理業者が管理者等に選任されているとき」でもです。
なお、「重要事項の説明会を開催する必要はない」のは、「新たに建設されたマンションで、工事完了の日から1年を経過する日までに、契約が満了する場合」です。
原則と例外を、併せて押えておきましょう。
よって、選択肢は、「不適切」となります。
選択肢2の「マンション管理業者は、重要事項並びに説明会の日時及び場所を記載した書面を作成し、管理組合を構成するマンションの区分所有者等及び当該管理組合の管理者等の全員に対し交付するときは、管理業務主任者をして、当該書面に記名押印させなければならない。」ですが、正しい記述です。
管理業者は、重要事項説明書を作成するときは、管理業務主任者に記名押印させる義務があります。
説明会の「重要事項並びに説明会の日時及び場所を記載した書面」も、「重要事項説明書」なので、記名押印が要ります。
よく出るところなので、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「適切」となります。
選択肢3の「マンション管理業者は、管理者等の置かれた管理組合と、従前の管理受託契約と同一の条件で管理受託契約を更新しようとするときは、当該管理者等に対して、管理業務主任者をして、重要事項について記載した書面を交付して説明すれば足りる。」ですが、誤った記述です。
選択肢の場合、説明は「管理者等」だけでOKですが、書面交付は「管理者等」に加え、「区分所有者等全員」にする必要があります。
整理して憶えましょう。
よって、選択肢は、「不適切」となります。
選択肢4の「マンション管理業者は、当初の管理受託契約に係る変更契約を締結しようとする場合においては、同一の条件でない管理受託契約に変更するときであっても、管理組合の管理者等に対して、管理業務主任者をして、重要事項について記載した書面を交付して説明すれば足りる。」ですが、誤った記述です。
全部がダメの選択肢です。
「同一の条件でない管理受託契約に変更するとき」ですが…、
重要事項説明書の交付・・・管理者等・区分所有者等全員
説明相手・・・管理者等・区分所有者等全員
説明会・・・必要
…となっています。
頻出論点なので、正確に憶えてください。
よって、選択肢は、「不適切」となります。
「1」は「不適切」です。
「2」は「適切」です。
「3」は「不適切」です。
「4」は「不適切」です。
本問は、「適切なものはどれか?」ですので…、
正解:2
…と相なります。
1問:民法‐相続・・・「ふつう」。
2問:民法‐贈与契約・・・「ふつう」。
3問:民法‐不法行為・・・「ふつう」。
4問:民法‐留置権・・・「やや難」。
5問:民法‐保証契約・・・「やや難」。
6問:民法‐同時履行の抗弁権・・・「やや難」。
7問:標管委託契約書‐総合問題1・・・「ふつう」。
8問:標管委託契約書‐総合問題2・・・「ふつう」。
9問:標管委託契約書‐総合問題3・・・「ふつう」。
10問:滞納等・・・「ふつう」。
11問:時効の中断・・・「ふつう」。
12問:標準管理規約‐修繕積立金・・・「ふつう」。
13問:標準管理委託契約書‐管理事務報告・・・「ふつう」。
14問:標準管理規約‐監事・・・「ふつう」。
15問:会計・仕訳1・・・「やや難」。
16問:会計・仕訳2・・・「やや難」。
17問:建築基準法‐共同住宅の共有階段・・・「やや難」。
18問:建築基準法‐用途地域・・・「難」。
19問:建築基準法‐容積率・・・「ふつう」。
20問:特定住宅瑕疵担保責任履行・・・「ふつう」。
21問:マンションの構造・部材・・・「やや難」。
22問:建築士法・・・「難」。
23問:雨水排水設備・・・「ふつう」。
24問:消防用設備・・・「やや難」。
25問:LEDランプ・・・「やや難」。
26問:共用部分の工事・・・「ふつう」。
27問:長期修繕計画作成ガイドライン1・・・「やや難」。
28問:長期修繕計画作成ガイドライン2・・・「やや難」。
29問:標準管理規約‐共用部分の範囲・・・「ふつう」。
30問:標準管理規約‐団地総会・・・「難」。
31問:標準管理規約‐利益相反行為・・・「ふつう」。
32問:標準管理規約‐複合用途型マンション・・・「難」。
33問:標準管理規約‐専有部分の修繕・・・「ふつう」。
34問:標準管理規約‐役員任期・・・「ふつう」。
35問:区分所有法‐罰則・・・「難」。
36問:区分所有法‐専有部分の用途・・・「ふつう」。
37問:区分所有法‐規約別段定め・・・「やや難」。
38問:区分所有法‐管理組合法人・・・「ふつう」。
39問:判例:理事長の解任・・・「やや難」。
40問:品確法・・・「ふつう」。
41問:地震保険・・・「ふつう」。
42問:借地借家法等・・・「ふつう」。
43問:マンション建替円滑化法・・・「ふつう」。
44問:各種法令・・・「ふつう」。
45問:宅建業法・・・「ふつう」。
46問:マンション管理適正化指針・・・「ふつう」。
47問:適正化法‐財産分別管理・・・「ふつう」。
48問:適正化法‐重要事項の説明・・・「ふつう」。
49問:適正化法‐管理事務の報告・・・「ふつう」。
50問:適正化法‐業者登録・・・「ふつう」。
使用教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
テキストには、「管理業務主任者 基本テキスト」を…、
過去問には、「管理業務主任者 項目別過去7年問題集」を使えば、支障ありません。
予想問題集・模試問題集も、必要な状況です。「教材レビュー:管理業務主任者 予想問題集」を、参考にしてください。
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苦手な人の多い「会計・仕訳問題」ですが、テキストの数ページで理解は不可能です。
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管理業務主任者に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「管理業務主任者:ブログ記事」をばご参考ください。
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