本問は、「標準管理規約‐役員任期」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢アの「任期満了により退任する会計担当理事は、後任の会計担当理事が就任するまでの間、引き続きその職務を行う。」ですが、正しい記述です。
「第36条」の(役員の任期)の第三項には…、
『任期の満了又は辞任によって退任する役員は、後任の役員が就任するまでの間引き続きその職務を行う。』
…と、明記されています。
よって、選択肢は、「適切」となります。
選択肢イの「任期途中に理事長が海外に単身赴任した場合においては、後任の理事長が就任するまでの間、当該住戸に居住する配偶者が、不在区分所有者となった理事長の職務を代理する。」ですが、誤った記述です。
コメントには…、
『理事に事故があり、理事会に出席できない場合は、その配偶者又は一親等の親族(略)に限り、代理出席を認める」旨を定める規約は有効であると解されているが、あくまで、やむを得ない場合の代理出席を認めるものであることに留意が必要である』
…と、されています。
選択肢の場合は、単に、仕事の単身赴任であるため、配偶者が代理するのは、適当ではありません。
よって、選択肢は、「不適切」となります。
選択肢ウの「任期途中で辞任した監事は、後任の監事が就任するまでの間、引き続きその職務を行う。」ですが、正しい記述です。
先に見た「第36条」の(役員の任期)の第三項には…、
『任期の満了又は辞任によって退任する役員は、後任の役員が就任するまでの間引き続きその職務を行う。』
…と、明記されています。
「監事」も役員です。
「辞任」においても、後任が就くまでは、引き続き業務を行うことになります。
よって、選択肢は、「適切」となります。
選択肢エの「任期途中で理事長が、総会決議で解任された場合においては、後任の理事長が就任するまでの間、引き続きその職務を行う」ですが、誤った記述です。
先に見た「第36条」の(役員の任期)の第三項には…、
『任期の満了又は辞任によって退任する役員は、後任の役員が就任するまでの間引き続きその職務を行う。』
…と、明記されています。
業務継続は、「辞任」と「満了」の場合の規定です。
選択肢の場合は、「解任」なので、継続業務の規定は、適用されません。
そもそも、「解任」されるくらいなのですから、その地位に相応しくない人物です。
そんな人物に、業務を継続させるのは、問題ありと言えます。
よって、選択肢は、「不適切」となります。
「ア」は「適切」です。
「イ」は「不適切」です。
「ウ」は「適切」です。
「エ」は「不適切」です。
本問は、「適切なものはいくつあるか?」なので…、
正解:2
…と相なります。
1問:民法‐相続・・・「ふつう」。
2問:民法‐贈与契約・・・「ふつう」。
3問:民法‐不法行為・・・「ふつう」。
4問:民法‐留置権・・・「やや難」。
5問:民法‐保証契約・・・「やや難」。
6問:民法‐同時履行の抗弁権・・・「やや難」。
7問:標管委託契約書‐総合問題1・・・「ふつう」。
8問:標管委託契約書‐総合問題2・・・「ふつう」。
9問:標管委託契約書‐総合問題3・・・「ふつう」。
10問:滞納等・・・「ふつう」。
11問:時効の中断・・・「ふつう」。
12問:標準管理規約‐修繕積立金・・・「ふつう」。
13問:標準管理委託契約書‐管理事務報告・・・「ふつう」。
14問:標準管理規約‐監事・・・「ふつう」。
15問:会計・仕訳1・・・「やや難」。
16問:会計・仕訳2・・・「やや難」。
17問:建築基準法‐共同住宅の共有階段・・・「やや難」。
18問:建築基準法‐用途地域・・・「難」。
19問:建築基準法‐容積率・・・「ふつう」。
20問:特定住宅瑕疵担保責任履行・・・「ふつう」。
21問:マンションの構造・部材・・・「やや難」。
22問:建築士法・・・「難」。
23問:雨水排水設備・・・「ふつう」。
24問:消防用設備・・・「やや難」。
25問:LEDランプ・・・「やや難」。
26問:共用部分の工事・・・「ふつう」。
27問:長期修繕計画作成ガイドライン1・・・「やや難」。
28問:長期修繕計画作成ガイドライン2・・・「やや難」。
29問:標準管理規約‐共用部分の範囲・・・「ふつう」。
30問:標準管理規約‐団地総会・・・「難」。
31問:標準管理規約‐利益相反行為・・・「ふつう」。
32問:標準管理規約‐複合用途型マンション・・・「難」。
33問:標準管理規約‐専有部分の修繕・・・「ふつう」。
34問:標準管理規約‐役員任期・・・「ふつう」。
35問:区分所有法‐罰則・・・「難」。
36問:区分所有法‐専有部分の用途・・・「ふつう」。
37問:区分所有法‐規約別段定め・・・「やや難」。
38問:区分所有法‐管理組合法人・・・「ふつう」。
39問:判例:理事長の解任・・・「やや難」。
40問:品確法・・・「ふつう」。
41問:地震保険・・・「ふつう」。
42問:借地借家法等・・・「ふつう」。
43問:マンション建替円滑化法・・・「ふつう」。
44問:各種法令・・・「ふつう」。
45問:宅建業法・・・「ふつう」。
46問:マンション管理適正化指針・・・「ふつう」。
47問:適正化法‐財産分別管理・・・「ふつう」。
48問:適正化法‐重要事項の説明・・・「ふつう」。
49問:適正化法‐管理事務の報告・・・「ふつう」。
50問:適正化法‐業者登録・・・「ふつう」。
使用教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
テキストには、「管理業務主任者 基本テキスト」を…、
過去問には、「管理業務主任者 項目別過去7年問題集」を使えば、支障ありません。
予想問題集・模試問題集も、必要な状況です。「教材レビュー:管理業務主任者 予想問題集」を、参考にしてください。
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苦手な人の多い「会計・仕訳問題」ですが、テキストの数ページで理解は不可能です。
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