本問は、「建築基準法‐容積率」についての出題です。しっかり勉強した人なら、解ける問題ですが、難解な選択肢もあるので、完答は厳しいです。ギリギリまで選択肢を絞り込んだら、運を天に任せましょう。
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本問の難易度は、「やや難」です。
選択肢1の「容積率の限度が前面道路の幅員によって定まる場合において、当該前面道路が2以上あるときは、それらの幅員のうち最小のものが、容積率の算定の基礎となる数値として採用される。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「最小のもの」のところです。
正しくは、「最大のもの」です。
これは、取りたい選択肢です。
よって、選択肢は、「不適切」となります。
選択肢2の「容積率を算定する場合において、宅配ボックス設置部分の床面積は、その敷地内の全ての建築物の各階の床面積の合計に100分の1を乗じて得た面積を限度として、延べ面積には算入されない。」ですが、正しい記述です。
宅配ボックス設置部分の床面積は、建築物の用途を問わず、当該敷地内の建築物の各階の床面積の合計に1/100を乗じて得た面積を限度として容積率の算定で緩和されます。
選択肢は、「適切」となります。
近年の法改正事項です。
正解するのは厳しいかと思います。
選択肢3の「エレベーターの昇降路の部分の床面積は、容積率の算定の基礎となる延べ面積に算入される。」ですが、誤った記述です。
特例として、「エレベーターの昇降路の部分の床面積」は、延べ面積に算入されません。
これは、定番論点なので、取りたいところです。
よって、選択肢は、「不適切」となります。
選択肢4の「容積率に関する制限を受ける地域、地区又は区域が2以上にわたる場合において、その敷地面積の過半を占める地域、地区又は区域の限度が適用される。」ですが、誤った記述です。
選択肢のいう「過半を占める地域のが適用される」のではなくて、それぞれの地域ので計算して、その面積割合で按分したもの(加重平均したもの)となります。
これは、基本論点です。取らないといけない選択肢です。
よって、選択肢は、「不適切」となります。
「1」は「不適切」です。
「2」は「適切」です。
「3」は「不適切」です。
「4」は「不適切」です。
本問は、「適切なものはどれか?」ですので…、
正解:2
…と相なります。
1問:民法‐相続・・・「ふつう」。
2問:民法‐贈与契約・・・「ふつう」。
3問:民法‐不法行為・・・「ふつう」。
4問:民法‐留置権・・・「やや難」。
5問:民法‐保証契約・・・「やや難」。
6問:民法‐同時履行の抗弁権・・・「やや難」。
7問:標管委託契約書‐総合問題1・・・「ふつう」。
8問:標管委託契約書‐総合問題2・・・「ふつう」。
9問:標管委託契約書‐総合問題3・・・「ふつう」。
10問:滞納等・・・「ふつう」。
11問:時効の中断・・・「ふつう」。
12問:標準管理規約‐修繕積立金・・・「ふつう」。
13問:標準管理委託契約書‐管理事務報告・・・「ふつう」。
14問:標準管理規約‐監事・・・「ふつう」。
15問:会計・仕訳1・・・「やや難」。
16問:会計・仕訳2・・・「やや難」。
17問:建築基準法‐共同住宅の共有階段・・・「やや難」。
18問:建築基準法‐用途地域・・・「難」。
19問:建築基準法‐容積率・・・「ふつう」。
20問:特定住宅瑕疵担保責任履行・・・「ふつう」。
21問:マンションの構造・部材・・・「やや難」。
22問:建築士法・・・「難」。
23問:雨水排水設備・・・「ふつう」。
24問:消防用設備・・・「やや難」。
25問:LEDランプ・・・「やや難」。
26問:共用部分の工事・・・「ふつう」。
27問:長期修繕計画作成ガイドライン1・・・「やや難」。
28問:長期修繕計画作成ガイドライン2・・・「やや難」。
29問:標準管理規約‐共用部分の範囲・・・「ふつう」。
30問:標準管理規約‐団地総会・・・「難」。
31問:標準管理規約‐利益相反行為・・・「ふつう」。
32問:標準管理規約‐複合用途型マンション・・・「難」。
33問:標準管理規約‐専有部分の修繕・・・「ふつう」。
34問:標準管理規約‐役員任期・・・「ふつう」。
35問:区分所有法‐罰則・・・「難」。
36問:区分所有法‐専有部分の用途・・・「ふつう」。
37問:区分所有法‐規約別段定め・・・「やや難」。
38問:区分所有法‐管理組合法人・・・「ふつう」。
39問:判例:理事長の解任・・・「やや難」。
40問:品確法・・・「ふつう」。
41問:地震保険・・・「ふつう」。
42問:借地借家法等・・・「ふつう」。
43問:マンション建替円滑化法・・・「ふつう」。
44問:各種法令・・・「ふつう」。
45問:宅建業法・・・「ふつう」。
46問:マンション管理適正化指針・・・「ふつう」。
47問:適正化法‐財産分別管理・・・「ふつう」。
48問:適正化法‐重要事項の説明・・・「ふつう」。
49問:適正化法‐管理事務の報告・・・「ふつう」。
50問:適正化法‐業者登録・・・「ふつう」。
使用教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
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