本問は、「標準管理規約‐複合用途型マンション」についての問題です。テキストにあまり載ってない「複合用途型マンション」の「標準管理規約」が出題されています。解けなくて仕方がないのですが、今後の出題に備えて、選択肢の内容だけは、解けるようになっておきましょう。
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本問の難易度は、「難」です。
選択肢1の「管理組合は、区分所有者が納入する費用について、全体管理費、住宅一部管理費、店舗一部管理費及び全体修繕積立金の4つに区分して経理しなければならない。」ですが、誤った記述です。
「複合用途型マンション」の「区分経理」ですが、以下の「6つ」に…、
一 全体管理費
二 住宅一部管理費
三 店舗一部管理費
四 全体修繕積立金
五 住宅一部修繕積立金
六 店舗一部修繕積立金
…に、区分することになっています。
よって、選択肢は、「不適切」となります。
今後の出題に備えて、チェックだけはしておきましょう。
選択肢2の「駐車場使用料は、その管理に要する費用に充てるほか、全体修繕積立金として積み立てる。」ですが、正しい記述です。
「複合用途型マンション」の「標準管理規約」の「第33条」には…、
『駐車場使用料その他の敷地及び共用部分等に係る使用料(以下「使用料」という。)は、それらの管理に要する費用に充てるほか、全体修繕積立金として積み立てる。』とあります。
駐車場使用料ですが、単棟型でも、同趣旨の規定があるので、そこから推測できるかと思います。
よって、選択肢は、「適切」となります。
選択肢3の「新たに店舗部分の区分所有者となった者は、店舗として使用する場合の営業形態及び営業行為について書面で届け出なければ、組合員の資格を取得することができない。」ですが、誤った記述です。
組合員の資格ですが、「第34条」には…、
『組合員の資格は、区分所有者となったときに取得し、区分所有者でなくなったときに喪失する。』
…とあります。
届け出ないと、組合員になれないわけではありません。
なお、「第35条」の(届出義務)には、「新たに組合員の資格を取得し又は喪失した者は、直ちにその旨を書面により管理組合に届け出なければならない。」とあり、届出義務はあります。
よって、選択肢は、「不適切」となります。
選択肢4の「管理組合には、その意思決定機関として、住宅部分の区分所有者で構成する住宅部会及び店舗部分の区分所有者で構成する店舗部会を置かなければならない。」ですが、誤った記述です。
確かに、「第60条」の(住宅部会及び店舗部会)には…、
『管理組合に、住戸部分の区分所有者で構成する住宅部会及び店舗部分の区分所有者で構成する店舗部会を置く。』
…と、規定されています。
しかし、最終的な「意思決定機関」は、「総会」です。
よって、選択肢は、「不適切」となります。
「1」は「不適切」です。
「2」は「適切」です。
「3」は「不適切」です。
「4」は「不適切」です。
本問は、「最も適切なものはどれか?」ですので…、
正解:2
…と相なります。
1問:民法‐相続・・・「ふつう」。
2問:民法‐贈与契約・・・「ふつう」。
3問:民法‐不法行為・・・「ふつう」。
4問:民法‐留置権・・・「やや難」。
5問:民法‐保証契約・・・「やや難」。
6問:民法‐同時履行の抗弁権・・・「やや難」。
7問:標管委託契約書‐総合問題1・・・「ふつう」。
8問:標管委託契約書‐総合問題2・・・「ふつう」。
9問:標管委託契約書‐総合問題3・・・「ふつう」。
10問:滞納等・・・「ふつう」。
11問:時効の中断・・・「ふつう」。
12問:標準管理規約‐修繕積立金・・・「ふつう」。
13問:標準管理委託契約書‐管理事務報告・・・「ふつう」。
14問:標準管理規約‐監事・・・「ふつう」。
15問:会計・仕訳1・・・「やや難」。
16問:会計・仕訳2・・・「やや難」。
17問:建築基準法‐共同住宅の共有階段・・・「やや難」。
18問:建築基準法‐用途地域・・・「難」。
19問:建築基準法‐容積率・・・「ふつう」。
20問:特定住宅瑕疵担保責任履行・・・「ふつう」。
21問:マンションの構造・部材・・・「やや難」。
22問:建築士法・・・「難」。
23問:雨水排水設備・・・「ふつう」。
24問:消防用設備・・・「やや難」。
25問:LEDランプ・・・「やや難」。
26問:共用部分の工事・・・「ふつう」。
27問:長期修繕計画作成ガイドライン1・・・「やや難」。
28問:長期修繕計画作成ガイドライン2・・・「やや難」。
29問:標準管理規約‐共用部分の範囲・・・「ふつう」。
30問:標準管理規約‐団地総会・・・「難」。
31問:標準管理規約‐利益相反行為・・・「ふつう」。
32問:標準管理規約‐複合用途型マンション・・・「難」。
33問:標準管理規約‐専有部分の修繕・・・「ふつう」。
34問:標準管理規約‐役員任期・・・「ふつう」。
35問:区分所有法‐罰則・・・「難」。
36問:区分所有法‐専有部分の用途・・・「ふつう」。
37問:区分所有法‐規約別段定め・・・「やや難」。
38問:区分所有法‐管理組合法人・・・「ふつう」。
39問:判例:理事長の解任・・・「やや難」。
40問:品確法・・・「ふつう」。
41問:地震保険・・・「ふつう」。
42問:借地借家法等・・・「ふつう」。
43問:マンション建替円滑化法・・・「ふつう」。
44問:各種法令・・・「ふつう」。
45問:宅建業法・・・「ふつう」。
46問:マンション管理適正化指針・・・「ふつう」。
47問:適正化法‐財産分別管理・・・「ふつう」。
48問:適正化法‐重要事項の説明・・・「ふつう」。
49問:適正化法‐管理事務の報告・・・「ふつう」。
50問:適正化法‐業者登録・・・「ふつう」。
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