本問は、不動産登記法についての問題です。選択肢のほとんどは、テキストレベルの問題です。テキストの精読をしていれば、取れるはずです。厳しいかもしれませんが、「建物」といった難科目に比べれば、ぜんぜん、点数が取りやすいです。がんばって、1点としましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
本問は、テキストレベルの問題なので、取れる問題です。
しかし、「不動産登記法」は、難問が出るところでもあるので、お手上げそうなら、「捨て問」にすることを、忘れないでください。
選択肢1の「登記記録の甲区及び乙区に記録する登記事項がない場合には、甲区及び乙区は作成されず、所有権の登記がない不動産(規約共用部分である旨の登記又は団地規約共用部分である旨の登記がある建物を除く。)については、表題部に所有者の氏名又は名称及び住所並びに所有者が2人以上であるときはその所有者ごとの持分が記録される。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述なので、テキストで確認しておきましょう。
選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「敷地権付き区分建物において、表題部所有者から所有権を取得した者が、所有権の保存の登記を申請するときは、当該敷地権の登記名義人の承諾を得なければならない。」ですが、正しい記述です。
敷地権付き区分建物の場合、表題部所有者(現所有者)から、売買で所有権を取得した者は、直接、自己名義で、所有権保存登記をすることができます。
この場合、敷地権の登記名義人の承諾が必要です。
よって、選択肢は、「正」となります。
テキストレベルの問題です。小難しい文章ですが、押えておきましょう。
選択肢3の「仮登記の登記権利者は、登記義務者の承諾書を添付して、単独で仮登記を申請することができる。」ですが、正しい記述です。
選択肢の内容は、「共同申請主義の例外」です。
そもそも、登記は、登記義務者と登記権利者が共同して行なうのですが、選択肢のいうよう、「仮登記」は、登記義務者の承諾書を添付すれば、単独で仮登記を申請することができるのです。
「共同申請主義の例外」のうち、当該「仮登記」は、実によく出るので、確実に暗記しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「処分禁止の仮処分、差押え、所有権の買戻権の登記は、登記記録の権利部の乙区に記録される。」ですが、誤った記述です。
テキストレベルの問題です。
所有権に関することは、「甲区」に記載されます。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、乙区には、所有権以外に関することが記載され、「地上権」「賃借権」「抵当権の設定登記・移転登記」などが記載されます。
基本事項なので、テキストで確認しておきましょう。
「1」は「正」です。
「2」は「正」です。
「3」は「正」です。
「4」は「誤」です。
本問は、「誤っているものはどれか?」ですので…、
正解:4
…と相なります。
1問:民法‐委任契約・・・「ふつう」。
2問:民法‐手付金・・・「ふつう」。
3問:民法‐債務不履行・・・「ふつう」。
4問:民法‐代理・・・「ふつう」。
5問:民法‐賃貸借契約・・・「ふつう」。
6問:民法‐不法行為・・・「ふつう」。
7問:標管委託契約書‐総合問題・・・「ふつう」。
8問:標管委託契約書‐修繕等・・・「ふつう」。
9問:標管委託契約書‐開示等・・・「ふつう」。
10問:滞納等・・・「ふつう」。
11問:滞納の法的手続・・・「ふつう」。
12問:標準管理規約‐理事長・・・「ふつう」。
13問:標準管理規約‐管理費等・・・「ふつう」。
14問:会計・仕訳1・・・「ふつう」。
15問:会計・仕訳2・・・「ふつう」。
16問:税務:消費税・・・「難」。
17問:建築基準法‐日影規制・・・「難」。
18問:建築基準法‐補強コンクリートブロック造の塀・・・「難」。
19問:鉄筋コンクリ・・・「ふつう」。
20問:給排水衛生設備・・・「ふつう」。
21問:給水装置・・・「難」。
22問:住宅用分電盤・・・「難」。
23問:消防設備・・・「難」。
24問:住生活基本計画・・・「難」。
25問:バリアフリー法・・・「やや難」。
26問:劣化現象・・・「ふつう」。
27問:耐震改修・・・「ふつう」。
28問:アスファルト防水・・・「難」。
29問:共用部分の工事・・・「ふつう」。
30問:標準管理規約‐共同相続・・・「ふつう」。
31問:標準管理規約‐理事会・・・「ふつう」。
32問:標準管理規約‐専用使用権・駐車場・・・「ふつう」。
33問:標準管理規約‐比較問題・・・「ふつう」。
34問:区分所有法‐特定承継人・・・「ふつう」。
35問:専有部分の貸与を禁止・・・「難」。
36問:区分所有法‐復旧・・・「ふつう」。
37問:標準管理規約‐外部専門家・・・「難」。
38問:標準管理規約‐専有部分の範囲・・・「ふつう」。
39問:判例:管理費等の債権・・・「ふつう」。
40問:瑕疵担保責任・・・「ふつう」。
41問:消費者契約法・・・「ふつう」。
42問:借地借家法等・・・「ふつう」。
43問:個人情報保護法・・・「ふつう」。
44問:不動産登記法・・・「ふつう」。
45問:宅建業法・・・「ふつう」。
46問:適正化法‐管理業務主任者・・・「ふつう」。
47問:適正化法‐用語定義・・・「ふつう」。
48問:適正化法‐重要事項の説明等・・・「ふつう」。
49問:適正化法‐財産の分別管理・・・「ふつう」。
50問:適正化法‐管理事務の報告・・・「ふつう」。
使用教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
テキストには、「管理業務主任者 基本テキスト」を…、
過去問には、「管理業務主任者 項目別過去7年問題集」を使えば、支障ありません。
予想問題集・模試問題集も、必要な状況です。「教材レビュー:管理業務主任者 予想問題集」を、参考にしてください。
民法が苦手で苦手で仕方のない人は、読書で凌ぎます。
お勧めの入門本は、「弁護士が教える分かりやすい「民法」の授業」と「民法はおもしろい」です。
苦手な人の多い「会計・仕訳問題」ですが、テキストの数ページで理解は不可能です。
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管理業務主任者に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「管理業務主任者:ブログ記事」をばご参考ください。
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