28問‐管理業務主任者 H30過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、アスファルト防水についての問題です。建築改修工事監理指針からの出題で、選択肢の多くがテキストレベルを逸脱しており、大半の受験生は、お手上げとなる問題です。「捨て問」とすべき問題です。

28問‐アスファルト防水

 

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 本問の難易度は、「難」です。

 テキストを逸脱した選択肢が目立ちます。

 が、テキストレベルのものもあるので、こういう「できる」選択肢だけ、きちんと判別できるようになりましょう。

 最終解答は、あてずっぽになりますが、それでも、格段に正解率が上がります。

 なお、解答はこちら(数字のみ)です。

解説:1

 1の「冬季の工事において、外気温の著しい低下が予想されるときは、既存保護層及び防水層を撤去し、塗膜防水を施工する。」ですが、誤った記述です。

 興味のある人は、書籍の「建築改修工事監理指針」を参考にしてください。

 試験的には、ざっと押えておけばいいでしょう。

 選択肢は、「誤」となります。

解説:2

 2の「最上階住戸の断熱性能の向上を目的として、既存保護層(立上り部等を除く)は撤去しないで、新たに、粘着層付改質アスファルトシートを用いた常温粘着工法による改質アスファルトシート防水を施工する。」ですが、誤った記述です。

 興味のある人は、書籍の「建築改修工事監理指針」を参考にしてください。

 選択肢は、「誤」となります。

解説:3

 3の「工事費用を削減し、居住者に対する施工時の環境を改善するため、既存保護層及び防水層を撤去し、新たに熱工法によるアスファルト防水を施工する。」ですが、誤った記述です。

 この選択肢は、テキストレベルです。

 「熱工法によるアスファルト防水」は、臭いや煙が生じるため、施工時の環境改善になりません。

 この選択肢だけでも、解けるようになりましょう。

 選択肢は、「誤」となります。

解説:4

 4の「施工期間を短縮するため、既存保護層(立上り部等を除く)は撤去しないで、下地調整を行った後、その上にウレタンゴム系塗膜防水を施工する。」ですが、正しい記述です。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「1」は「不適切」です。

 「2」は「不適切」です。

 「3」は「不適切」です。

 「4」は「適切」です。

 本問は、「適切なものはどれか?」ですので…、

 正解:4

 …と相なります。

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H30過去問一覧

 1問:民法‐委任契約・・・「ふつう」。

 2問:民法‐手付金・・・「ふつう」。

 3問:民法‐債務不履行・・・「ふつう」。

 4問:民法‐代理・・・「ふつう」。

 5問:民法‐賃貸借契約・・・「ふつう」。

 6問:民法‐不法行為・・・「ふつう」。

 7問:標管委託契約書‐総合問題・・・「ふつう」。

 8問:標管委託契約書‐修繕等・・・「ふつう」。

 9問:標管委託契約書‐開示等・・・「ふつう」。

 10問:滞納等・・・「ふつう」。

 11問:滞納の法的手続・・・「ふつう」。

 12問:標準管理規約‐理事長・・・「ふつう」。

 13問:標準管理規約‐管理費等・・・「ふつう」。

 14問:会計・仕訳1・・・「ふつう」。

 15問:会計・仕訳2・・・「ふつう」。

 16問:税務:消費税・・・「難」。

 17問:建築基準法‐日影規制・・・「難」。

 18問:建築基準法‐補強コンクリートブロック造の塀・・・「難」。

 19問:鉄筋コンクリ・・・「ふつう」。

 20問:給排水衛生設備・・・「ふつう」。

 21問:給水装置・・・「難」。

 22問:住宅用分電盤・・・「難」。

 23問:消防設備・・・「難」。

 24問:住生活基本計画・・・「難」。

 25問:バリアフリー法・・・「やや難」。

 26問:劣化現象・・・「ふつう」。

 27問:耐震改修・・・「ふつう」。

 28問:アスファルト防水・・・「難」。

 29問:共用部分の工事・・・「ふつう」。

 30問:標準管理規約‐共同相続・・・「ふつう」。

 31問:標準管理規約‐理事会・・・「ふつう」。

 32問:標準管理規約‐専用使用権・駐車場・・・「ふつう」。

 33問:標準管理規約‐比較問題・・・「ふつう」。

 34問:区分所有法‐特定承継人・・・「ふつう」。

 35問:専有部分の貸与を禁止・・・「難」。

 36問:区分所有法‐復旧・・・「ふつう」。

 37問:標準管理規約‐外部専門家・・・「難」。

 38問:標準管理規約‐専有部分の範囲・・・「ふつう」。

 39問:判例:管理費等の債権・・・「ふつう」。

 40問:瑕疵担保責任・・・「ふつう」。

 41問:消費者契約法・・・「ふつう」。

 42問:借地借家法等・・・「ふつう」。

 43問:個人情報保護法・・・「ふつう」。

 44問:不動産登記法・・・「ふつう」。

 45問:宅建業法・・・「ふつう」。

 46問:適正化法‐管理業務主任者・・・「ふつう」。

 47問:適正化法‐用語定義・・・「ふつう」。

 48問:適正化法‐重要事項の説明等・・・「ふつう」。

 49問:適正化法‐財産の分別管理・・・「ふつう」。

 50問:適正化法‐管理事務の報告・・・「ふつう」。

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのがメンドウな人は…、

 テキストには、「管理業務主任者 基本テキスト」を…、

 過去問には、「管理業務主任者 項目別過去7年問題集」を使えば、支障ありません。

 予想問題集・模試問題集も、必要な状況です。「教材レビュー:管理業務主任者 予想問題集」を、参考にしてください。

民法入門

 民法が苦手で苦手で仕方のない人は、読書で凌ぎます。

 お勧めの入門本は、「弁護士が教える分かりやすい「民法」の授業」と「民法はおもしろい」です。

会計・仕訳問題

 苦手な人の多い「会計・仕訳問題」ですが、テキストの数ページで理解は不可能です。

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 独学向けの教材は、テキストと問題集が一緒になった「スッキリわかる 日商簿記3級」で勉強すれば、まず間違いなく「1点」取れるようになります。

PDF過去問演習

 また、公式の過去問は、PDFで配布されています。過去問演習は、「タブレット」が便利です。もってない人は、受験を機に、アマゾンの「Fire HD」を推奨します。最優秀のコスパです。

管理業務主任者のこまごましたもの

 管理業務主任者に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。

 興味のある方は、「管理業務主任者:ブログ記事」をばご参考ください。

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