本問は、耐震改修についての出題です。エキスパンションジョイント、炭素繊維シート、スリットなどは、頻出論点です。頻出論点です。テキストを精読して、本問のようなレベルの問題を、必ず、取れるようになっておくべきです。基本事項ばかりなので、貴重な1点となります。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
テキストレベルの選択肢で構成された問題です。
取れる問題なので、貴重な1点を、本問で確実に確保しましょう。
1の「給水方法を高置水槽方式から直結増圧方式に変更し、屋上の高置水槽を撤去する。」ですが、正しい記述です。
高置水槽方式は、屋上に水槽があるわけですが、これだと、トップヘビーの状態となり、地震の際は、揺れを増幅してしまいます。また、損壊すると、落下するおそれもあります。
対して、直結増圧方式ですが、これは、水道本管からの管に高圧ポンプを直結し、各住戸に直接、給水する方式です。
ポンプは1階なり地階に設けられるので、揺れに強い特色があります。
よって、選択肢は、「正」となります。
2の「地震時にエキスパンションジョイント部のカバーが落下することを防止するため、そのカバーを両端で躯体に固定する。」ですが、誤った記述です。
カバーの両端を躯体に固定すると、揺れが直に伝わってしまいます。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、エキスパンションジョイントは、「https://ja.wikipedia.org/wiki/エキスパンションジョイント」を参考にしてみてください。
3の「構造耐力上主要な独立柱に炭素繊維シートを巻き付ける。」ですが、正しい記述です。
柱に炭素繊維シートを巻き付けることで、じん性(粘り強さ)を向上でき、揺れを吸収させることができます。
テキストレベルの選択肢です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
4の「耐震設計において考慮していなかった非構造の腰壁が、構造耐力上主要な柱と接続している部分に、縁を切るためのスリットを入れる。」ですが、正しい記述です。
「スリット」とは、「隙間」のことです。
スリットを入れると、揺れが直に伝わらなくなるので、揺れを抑えることができます。
これも、テキストレベルです。解けないとダメです。
よって、選択肢は、「正」となります。
「1」は「適切」です。
「2」は「不適切」です。
「3」は「適切」です。
「4」は「適切」です。
本問は、「不適切なものはどれか?」ですので…、
正解:2
…と相なります。
1問:民法‐委任契約・・・「ふつう」。
2問:民法‐手付金・・・「ふつう」。
3問:民法‐債務不履行・・・「ふつう」。
4問:民法‐代理・・・「ふつう」。
5問:民法‐賃貸借契約・・・「ふつう」。
6問:民法‐不法行為・・・「ふつう」。
7問:標管委託契約書‐総合問題・・・「ふつう」。
8問:標管委託契約書‐修繕等・・・「ふつう」。
9問:標管委託契約書‐開示等・・・「ふつう」。
10問:滞納等・・・「ふつう」。
11問:滞納の法的手続・・・「ふつう」。
12問:標準管理規約‐理事長・・・「ふつう」。
13問:標準管理規約‐管理費等・・・「ふつう」。
14問:会計・仕訳1・・・「ふつう」。
15問:会計・仕訳2・・・「ふつう」。
16問:税務:消費税・・・「難」。
17問:建築基準法‐日影規制・・・「難」。
18問:建築基準法‐補強コンクリートブロック造の塀・・・「難」。
19問:鉄筋コンクリ・・・「ふつう」。
20問:給排水衛生設備・・・「ふつう」。
21問:給水装置・・・「難」。
22問:住宅用分電盤・・・「難」。
23問:消防設備・・・「難」。
24問:住生活基本計画・・・「難」。
25問:バリアフリー法・・・「やや難」。
26問:劣化現象・・・「ふつう」。
27問:耐震改修・・・「ふつう」。
28問:アスファルト防水・・・「難」。
29問:共用部分の工事・・・「ふつう」。
30問:標準管理規約‐共同相続・・・「ふつう」。
31問:標準管理規約‐理事会・・・「ふつう」。
32問:標準管理規約‐専用使用権・駐車場・・・「ふつう」。
33問:標準管理規約‐比較問題・・・「ふつう」。
34問:区分所有法‐特定承継人・・・「ふつう」。
35問:専有部分の貸与を禁止・・・「難」。
36問:区分所有法‐復旧・・・「ふつう」。
37問:標準管理規約‐外部専門家・・・「難」。
38問:標準管理規約‐専有部分の範囲・・・「ふつう」。
39問:判例:管理費等の債権・・・「ふつう」。
40問:瑕疵担保責任・・・「ふつう」。
41問:消費者契約法・・・「ふつう」。
42問:借地借家法等・・・「ふつう」。
43問:個人情報保護法・・・「ふつう」。
44問:不動産登記法・・・「ふつう」。
45問:宅建業法・・・「ふつう」。
46問:適正化法‐管理業務主任者・・・「ふつう」。
47問:適正化法‐用語定義・・・「ふつう」。
48問:適正化法‐重要事項の説明等・・・「ふつう」。
49問:適正化法‐財産の分別管理・・・「ふつう」。
50問:適正化法‐管理事務の報告・・・「ふつう」。
使用教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
テキストには、「管理業務主任者 基本テキスト」を…、
過去問には、「管理業務主任者 項目別過去7年問題集」を使えば、支障ありません。
予想問題集・模試問題集も、必要な状況です。「教材レビュー:管理業務主任者 予想問題集」を、参考にしてください。
民法が苦手で苦手で仕方のない人は、読書で凌ぎます。
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苦手な人の多い「会計・仕訳問題」ですが、テキストの数ページで理解は不可能です。
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管理業務主任者に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。
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