本問は、鉄筋コンクリートについての出題です。難儀な「建物」のうち、本問は、中性化、アルカリ骨材反応など、定番事項で問題が構成されているので、勉強していれば、1点が取れます。こういう問題を確実に点にすることが、管理業務主任者の合格のキモです。必ず、できるようになりましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
本問の選択肢は、どれもテキストレベルなので、取れる問題です。
「建物」と「維持修繕」では、難問が待ち構えているので、本問は、確実に点としなければなりません。
1の「中性化とは、硬化したコンクリートが空気中の炭酸ガス(CO2)の作用によって次第にアルカリ性を失って中性に近づく現象をいう。」ですが、正しい記述です。
「中性化」そのとおりの記述です。
コンクリートが「強アルカリ性」であることを知っていれば、穏当に解けるはずです。
よって、選択肢は、「正」となります。
2の「中性化の進行を遅らせるためには、モルタル塗り等の仕上げが有効である。」ですが、正しい記述です。
マンションや塀の塗装は、中性化の進行を遅らせて、長持ちさせるためでもあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
3の「アルカリ骨材反応とは、アルカリ反応性骨材と鉄筋が長期にわたって反応し、その鉄筋が発錆し膨張することにより、コンクリートにひび割れを生じたり崩壊したりする現象をいう。」ですが、誤った記述です。
アルカリ骨材反応とは、コンクリートのアルカリ濃度が異常に高い場合、骨材と化学反応を起こし、骨材の表面に膨張性の物質が生じ、表面に不規則な亀甲状のひび割れが生じることをいいます。
選択肢の説明は、ふつうの「鉄サビ」についてです。アルカリ反応性骨材のものではありません。
アルカリ骨材反応も、試験に出ます。
「膨張性の物質」や「不規則な亀甲状のひび割れ」といったキーワードを押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
4の「アルカリ骨材反応を抑制するためには、「コンクリート中のアルカリ総量の抑制」、「抑制効果のある混合セメントの使用」、「安全と認められる骨材の使用」の抑制対策のうち、いずれか一つについて確認をとらなければならない。」ですが、正しい記述です。
これは、テキストにはないかもですが、常識的に考えれば、判別できるはずです。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、過去問の使い回しに備えて、本節の内容は、テキストにメモするなりノートするなりして、押えておきましょう。
「1」は「適切」です。
「2」は「適切」です。
「3」は「不適切」です。
「4」は「適切」です。
本問は、「不適切なものはどれか?」ですので…、
正解:3
…と相なります。
1問:民法‐委任契約・・・「ふつう」。
2問:民法‐手付金・・・「ふつう」。
3問:民法‐債務不履行・・・「ふつう」。
4問:民法‐代理・・・「ふつう」。
5問:民法‐賃貸借契約・・・「ふつう」。
6問:民法‐不法行為・・・「ふつう」。
7問:標管委託契約書‐総合問題・・・「ふつう」。
8問:標管委託契約書‐修繕等・・・「ふつう」。
9問:標管委託契約書‐開示等・・・「ふつう」。
10問:滞納等・・・「ふつう」。
11問:滞納の法的手続・・・「ふつう」。
12問:標準管理規約‐理事長・・・「ふつう」。
13問:標準管理規約‐管理費等・・・「ふつう」。
14問:会計・仕訳1・・・「ふつう」。
15問:会計・仕訳2・・・「ふつう」。
16問:税務:消費税・・・「難」。
17問:建築基準法‐日影規制・・・「難」。
18問:建築基準法‐補強コンクリートブロック造の塀・・・「難」。
19問:鉄筋コンクリ・・・「ふつう」。
20問:給排水衛生設備・・・「ふつう」。
21問:給水装置・・・「難」。
22問:住宅用分電盤・・・「難」。
23問:消防設備・・・「難」。
24問:住生活基本計画・・・「難」。
25問:バリアフリー法・・・「やや難」。
26問:劣化現象・・・「ふつう」。
27問:耐震改修・・・「ふつう」。
28問:アスファルト防水・・・「難」。
29問:共用部分の工事・・・「ふつう」。
30問:標準管理規約‐共同相続・・・「ふつう」。
31問:標準管理規約‐理事会・・・「ふつう」。
32問:標準管理規約‐専用使用権・駐車場・・・「ふつう」。
33問:標準管理規約‐比較問題・・・「ふつう」。
34問:区分所有法‐特定承継人・・・「ふつう」。
35問:専有部分の貸与を禁止・・・「難」。
36問:区分所有法‐復旧・・・「ふつう」。
37問:標準管理規約‐外部専門家・・・「難」。
38問:標準管理規約‐専有部分の範囲・・・「ふつう」。
39問:判例:管理費等の債権・・・「ふつう」。
40問:瑕疵担保責任・・・「ふつう」。
41問:消費者契約法・・・「ふつう」。
42問:借地借家法等・・・「ふつう」。
43問:個人情報保護法・・・「ふつう」。
44問:不動産登記法・・・「ふつう」。
45問:宅建業法・・・「ふつう」。
46問:適正化法‐管理業務主任者・・・「ふつう」。
47問:適正化法‐用語定義・・・「ふつう」。
48問:適正化法‐重要事項の説明等・・・「ふつう」。
49問:適正化法‐財産の分別管理・・・「ふつう」。
50問:適正化法‐管理事務の報告・・・「ふつう」。
使用教材の詳細は「教材レビュー」で述べていますが、読むのがメンドウな人は…、
テキストには、「管理業務主任者 基本テキスト」を…、
過去問には、「管理業務主任者 項目別過去7年問題集」を使えば、支障ありません。
予想問題集・模試問題集も、必要な状況です。「教材レビュー:管理業務主任者 予想問題集」を、参考にしてください。
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苦手な人の多い「会計・仕訳問題」ですが、テキストの数ページで理解は不可能です。
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管理業務主任者に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「管理業務主任者:ブログ記事」をばご参考ください。
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