登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用(通称:医薬品)」に登場する「生薬」の試験対策ページ。本ページでは、「アロエ」の傾向と対策、優先順位、語呂あわせや、頻出ポイントをまとめています。そのほか、過去問を「○×問題」形式で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用に。独学者向け。
復習用に、正確な説明文を挙げておきます。
「アロエは、ユリ科のAloe ferox Miller 又はこれとAloe africana Miller 又はAloe spicata Baker との種間雑種の葉から得た液汁を乾燥したものを基原とする。」
「センノシドに類似の物質を含み、“大腸”刺激による瀉下作用が期待できる。」
英語の基原のAloeウンヌンは、無視していいでしょう。英検にも出ない単語を押さえる必要はないです。試験に出たら諦めましょう。誰も解けません。
ちなみに、基原のケープアロエは、こんなものです。
おなじみの「アロエ」です。親近感が湧きます。
アロエは、ほとんど試験には出ていませんが、「大腸瀉下成分」では、生薬のダイオウがよく問われることから、アロエも、出題可能性があります。
瀉下成分自体が要注意の成分なので、アロエも、押さえておくべきです。
よって、優先順位は、「そこそこ」です。
なお、当該生薬が配合された市販薬には、「 【第3類医薬品】アロエ錠 100錠 」などがあります。
生薬の効能・効果が頭に入らないときは、実物の説明書きや成分表で、頭に入れていきましょう。
当該生薬は…、
「アロエは、小腸刺激による瀉下作用を期待して、配合される。」
…といった感じに出題されています。
間違っているのは、「小腸刺激」のところです。
「アロエ」ですが、センノシドに類似の物質を含んでいます。
当該センノシドは、「“大腸”刺激性瀉下成分」です。
参考:センノシド
よって、「アロエ」は、「大腸刺激」が期待されて、配合されます。
こんな次第で、解答は、「×」と相なります。
瀉下成分ですが、大腸・小腸の区別を意識して、憶えていってください。
「“小腸”刺激性瀉下成分」には、「ヒマシ油」があります。
登録販売者試験は、年々、難化しており、「生薬」においても、より突っ込んだ出題になっています。
これまでに出題実績のないマイナーなものも、ビシバシ出題されています。
「アロエ」も、「センノシドに類似の物質を含む」のところが出そうなので、押えておきましょう。
また、「登録販売者「その他の記載」のある生薬のまとめ」も、一読願います。
暗記用に、空白問題を出しておきます。
アロエ --- 「○○刺激による○○作用」
すらっと出るようなら、OKです。アレレなら、ページの上の方を見つめてください。
「あ」の付く生薬へのリンクです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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