ウワウルシ‐「う」の付く生薬：登録販売者
まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。
登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用（通称：医薬品）」に登場する「生薬」の試験対策ページ。本ページでは、「ウワウルシ」の傾向と対策、優先順位、語呂あわせや、頻出ポイントをまとめています。そのほか、過去問を「○×問題」形式で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用に。独学者向け。
インデックス
おさらい
復習用に、正確な説明文を挙げておきます。
「ウワウルシは、ツツジ科のクマコケモモの葉を基原とする。」
「利尿作用のほか、経口摂取した後の分解代謝物が抗菌作用を示し、尿路の殺菌消毒効果が期待できる。」
「日本薬局方収載のウワウルシは、煎薬として残尿感、排尿に際して不快感のあるものに用いられる。」
ちなみに、基原のクマコケモモは、こんなものです。
遠足で見たことのある人もいるかと思います。赤い実と緑の葉の対照が目にうれしいです。
傾向と対策、優先順位
「ウワウルシ」は、そこそこ問われる生薬です。
固有事項もあるし、日本薬局方の論点もあるしで、狙われやすいです。押えておきましょう。
よって、優先順位は、「高い」です。
なお、当該成分が配合された市販薬には、「
【第2類医薬品】ウワウルシ 5g×18
生薬の効能・効果が頭に入らないときは、実物の説明書きや成分表で、頭に入れていきましょう。
過去問○×問題
当該生薬は…、
① 「ウワウルシは、尿路の殺菌消毒効果を期待して用いられる成分である。」
② 「日本薬局方収載のウワウルシは、煎薬として残尿感、排尿に際して不快感のあるものに用いられる。」
③「ウワウルシは、ツツジ科のクマコケモモの葉を基原とする生薬である。」
…といった感じに出題されています。
解説
①の解説
「ウワウルシ」は、問題文の言うように、「尿路の殺菌消毒効果」があります。
なぜかしら、当該ウワウルシの効能が試験によく問われます。出題者が尿道炎にでもかかったのでしょうか？
それか、「ウルシ」とあるので、あの被れる「漆（うるし）」との混同を狙って、出題されているのかもしれません。
兎に角、「ウワウルシ」は、試験によく出るので、「ウワウルシ・・・尿路の殺菌消毒」と、確実に押えておきましょう。
なお、個人的なアレですが、「ウルシ」という文言があるので、あのウルシが尿路に潜んでいる殺菌をぶちのめしている情景をイメージすれば、頭に残るように思います。
イメージの沸かない人は、配偶者の近くで、「ウワウルシ…尿路殺菌消毒…ウワウルシ…尿路殺菌消毒…ウワウルシ…尿路殺菌消毒」と唱えて、慌てさせてください。
こんな次第で、解答は、「○」と相なります。
②の解説
②の「日本薬局方収載のウワウルシは、煎薬として残尿感、排尿に際して不快感のあるものに用いられる」ですが、そのとおりです。
問題文の言うように、ウワウルシは、日本薬局方では、「残尿感・排尿不快感」があるものに用いられます。
日本薬局方の効能で問われることがあるので、チェックしておきましょう。
「登録販売者「日本薬局方」のある生薬のまとめ」を参考にしてください。
③の解説
③の「ウワウルシは、ツツジ科のクマコケモモの葉を基原とする生薬である。」ですが、正しい記述です。
設問の通り、「ウワウルシ」の基原は、「ツツジ科のクマコケモモの葉」です。
このように、基原がストレートに問われることもあるので、押えておきましょう。
参考：大阪府 H30 第42問
空白問題
暗記用に、空白問題を出しておきます。
ウワウルシ --- 「○○の○○○○、○○感、排尿時の○○感」
すらっと出るようなら、OKです。アレレなら、ページの上の方を見つめてください。
生薬リンク
「う」の付く生薬へのリンクです。
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