26問‐奈良県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「外皮系」についての出題です。定番の論点ばかりです。難しいところはありません。

26問‐外皮系

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「体温が上がり始めると、皮膚を通っている毛細血管に血液がより多く流れるように 血管が開き、体外へより多くの熱を排出する。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。解説のしようがありません。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「角質層は、細胞膜が丈夫な線維性タンパク質(セラミド)でできた角質細胞とケラチン(リン脂質の一種)を主成分とする細胞間脂質で構成されており、皮膚のバリア 機能を担っている。」ですが、誤った記述です。

 「セラミド」と「ケラチン」が逆になっています。

 手引きには…、

 「角質層は、細胞膜が丈夫な線維性のタンパク質(ケラチン)でできた板状の角質細胞と、」

 「セラミド(リン脂質の一種)を主成分とする細胞間脂質で構成されており、」

 「皮膚のバリア機能を担っている。」

 …とあります。

 憶え方あります。「登録販売者の「人体の働きと医薬品(人体)」のケラチン・セラミドの憶え方」を参考にしてください。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「メラニン色素は、紫外線から皮膚組織を防護する役割を持つが、過剰に産生される と、シミやそばかすとして沈着する」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「体温調節のための発汗は、全身の皮膚に生じるが、精神的緊張による発汗は、手の ひらや足底、脇の下の皮膚に限って起こる」ですが、正しい記述です。

 「限って」という表現があるので、少し不安になりますが、正しい記述です。

 手引きには…、

 「体温調節のための発汗は全身の皮膚に生じるが、精神的緊張による発汗は手のひらや足 底、脇の下の皮膚に限って起こる」

 …とあります。

 あまり出ないところですが、過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、復習だけはしておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:4

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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人体

 21問:胃及び小腸

 22問:胆嚢及び肝臓

 23問:大腸及び肛門

 24問:歯

 25問:呼吸器系

 26問:外皮系

 27問:骨格系

 28問:中枢神経系

 29問:心臓及び血管系

 30問:消化酵素

 31問:薬の働く仕組み

 32問:自律神経系の働き

 33問:有効成分の吸収

 34問:薬の代謝及び排泄

 35問:剤形

 36問:副作用

 37問:偽アルドステロン症

 38問:皮膚粘膜眼症候群

 39問:泌尿器系副作用

 40問:無菌性髄膜炎

令和3年度 奈良県

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(午前:第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(午前:第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後:第1~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後:第41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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