本問は、「医薬品のリスク評価」の問題です。2つほど、テキスト範囲外の選択肢があって、難しく見えますが、実は、基本的な知識で解ける問題です。出題者のブラフに引っかからないようにしましょう。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
得点とすべき問題です。
選択肢aの「医薬品は、少量の投与でも発がん作用、胎児毒性や組織・臓器の機能不全を生じる場合がある。」ですが、正しい記述です。
選択肢のようなリスクは、可能性として「ゼロ」といえない以上、「ある」と、いわざるを得ません。
よって、選択肢は、「正」となります。
テキストや手引きでは見られない、小難しい内容の選択肢ですが、設問は、出題者の「ブラフ(はったり)」かと思われます。
難しく考えず、解答しましょう。
選択肢bの「動物実験により求められる50%有効量は、薬物の毒性の指標として用いられる。」ですが、誤った記述です。
Bは、超絶基本問題です。
間違っているのは、「50%有効量」のところです。
正しくは、「50%致死量」です。
薬物の毒性の指標は、「薬物の毒性の指標」は、「50%致死量(LD50)」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「医薬品のリスク評価の「用量・反応」の語呂合わせ」も、参考にしてください。
選択肢cの「新規に開発される医薬品のリスク評価は、医薬品毒性試験法ガイドラインに沿って、反復投与毒性試験や生殖・発生毒性試験などの毒性試験が厳格に実施されている。」ですが、正しい記述です。
設問も、「ブラフ(はったり)」の選択肢です。
常識的に考えれば、そういうこともあるかもね、程度の判断がつくかと思います。
当該設問も、テキストや手引きでは見られない記述ですが、こういう“教科書的な表現”は、たいがい「○」です。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「医薬品は、治療量上限を超えると、効果よりも有害反応が強く発現する「最小致死量」となり、「中毒量」を経て、「致死量」に至る。」ですが、誤った記述です。
ド定番の論点です。
毒性の順番は、弱い方から、「無作用量→最小有効量→治療量→中毒量→最小致死量→致死量」となります。
選択肢は、「最小致死量」と「中毒量」とが逆になっています。
よって、選択肢は、「誤」となります。
先に挙げた、「医薬品のリスク評価の「用量・反応」の語呂合わせ」も、参考にしてください。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
正しい組み合わせを探せば・・・、
正解:2
もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が上がります。
1問:医薬品本質1・・・「ふつう」。
2問:医薬品本質2・・・「ふつう」。
3問:医薬品のリスク評価・・・「ふつう」。
4問:健康食品・・・「ふつう」。
5問:医薬品の副作用・・・「ふつう」。
6問:アレルギー・・・「ふつう」。
7問:医薬品の副作用・・・「ふつう」。
8問:医薬品の適正使用・・・「ふつう」。
9問:相互作用・・・「ふつう」。
10問:小児と医薬品・・・「ふつう」。
11問:高齢者と医薬品・・・「ふつう」。
12問:妊婦・授乳婦と医薬品・・・「ふつう」。
13問:プラセボ効果(偽薬効果)・・・「ふつう」。
14問:医薬品の品質・・・「ふつう」。
15問:一般用医薬品の定義・・・「ふつう」。
16問:販売時コミュニケーション・・・「ふつう」。
17問:薬害:サリドマイド訴訟・・・「ふつう」。
18問:薬害:スモン訴訟・・・「ふつう」。
19問:薬害:HIV訴訟・・・「ふつう」。
20問:薬害:HIV訴訟・・・「ふつう」。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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