第19問は、「リングスリーブ」の問題です。リングスリーブの刻印は、技能試験の問題ですが、こんな風に、筆記に出ることもあります。技能試験でhissuの知識となるので、今のうちに、押えておきましょう。
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本問のレベルは「やや難」です。
本問の答えは、「こちら(記号のみ)」です。
なお、「リングスリーブ」は、技能でも使うので、実物をチェックしておきましょう。
技能試験で必須となる知識です。
第2部の「配線図」でも、毎回出題されるので、“ややこしい”ですが、がんばって憶えましょう。
配偶者のスリーサイズより、憶えるのはカンタンなはずです。
「リングスリーブ」の選び方ですが、接続する電線の断面積の合計から判断します。
VVF1.6の断面積は、「2mm2」で計算します。
VVF2.0の断面積は、「3.5mm2」で計算します。
先も述べたように、リングスリーブは、接続する電線の断面積の合計によって決まります。
「8mm2以下」なら「小」で接続します。
「8mm2超で、14mm2未満」なら「中」で接続します。
「14mm2以上」なら「大」で接続します。
これが、「リングスリーブ」の決まり事です。
しかし、例外があります。
先も述べたように、「14mm2以上なら大」で接続するのですが…、
2.0mmが4本の場合は、「中」を使用するのです。
先に見たように、2.0mmの断面積は、「3.5mm」でした。これが「4本」の場合、「3.5*4」で「14mm2」となり、先の決まり事‐14mm2以上なら『大』‐からすると、「大」にしないといけません。
しかしながら、「2.0mm×4本」の場合は、例外的に「中」を使用することになっているのです。
ここが問われることもあるので、「例外規定」に、注意してください。
圧着マーク(刻印)のうち、試験で使うのは、「極小(○)」と「小」と「中」の3つがあります。
圧着マーク(刻印)は、基本的には、カンタンです。
使ったスリーブに応じて、刻印すればいいからです。
よって、「小スリーブ」なら「小」です。
よって、「中スリーブ」なら「中」です。
しかし、ここに、「例外」があります。
「1.6mmが2本」のときだけ、「極小(○)」で、刻印します。
当該1つの例外だけに、気をつけてください。
んでは、個々の選択肢を見ていきましょう。
選択肢イの「直径2.0mm 3本の接続に、中スリーブを使用して、圧着マークを中にした」ですが、正しい記述です。
「直径2.0mmの電線(VVF2.0)」の断面積は、「3.5mm2」です。
3本の接続ですから、「3.5*3」の「10.5mm2」が断面積の合計です。
「8mm2超で、14mm2未満」に該当するので、「中」スリーブです。
刻印は、「中」スリーブなので、「中」となります。
間違っているところは、ありません。
よって、選択肢は、「○」となります。
選択肢ロの「直径1.6mm 3本の接続に、小スリーブを使用して、圧着マークを小にした」ですが、正しい記述です。
「直径1.6mmの電線(VVF)」の断面積は、「2mm2」です。
3本の接続ですから、「2*3」の「6mm2」が断面積の合計です。
「8mm2以下」に該当するので、「小」スリーブです。
刻印は、1.6mmの電線が「3本」で、「極小」の例外規定には該当しないので、通常通り、「小」スリーブなので、「小」となります。
間違っているところは、ありません。
よって、選択肢は、「○」となります。
選択肢ハの「直径2.0mm 2本の接続に、中スリーブを使用して、圧着マークを中にした」ですが、誤った記述です。
「直径2.0mmの電線(VVF2.0)」の断面積は、「3.5mm2」です。
2本の接続ですから、「3.5*2」の「8mm2」が断面積の合計です。
「8mm2以下」に該当するので、選択肢の場合、「小」スリーブを使うことになります。
んで、「小スリーブ」なので、刻印も「小」となります。
よって、本選択肢は、「×」と相なります。
選択肢ニの「直径1.6mm 1本と、直径2.0mm 2本の接続に、中スリーブを使用して、圧着マークを中にした」ですが、正しい記述です。
「直径1.6mmの電線(VVF)」の断面積は、「2mm2」です。
「直径2.0mmの電線(VVF2.0)」の断面積は、「3.5mm2」です。
1.6mmが1本なので、断面積は、「2*1」で、「2mm2」です。
2.0mmが2本なので、断面積は、「3.5*2」で、「7mm2」です。
断面積の合計は、「2+7」で「9mm2」となります。
「8mm2超で、14mm2未満」に該当するので、「中」スリーブです。
刻印は、「中」スリーブなので、通常通り、「中」となります。
間違っているところは、ありません。
よって、選択肢は、「○」となります。
本問は「不適切なものはどれか?」です。よって…、
正解:ハ
…と相なります。
第1問から第30問までは、「一般問題」です。
第31問から第50問までは、「配線図」です。
1問:合成抵抗・・・「ふつう」。文系可。
2問:銅電線抵抗値・・・「ふつう」。
3問:発熱量・・・「ふつう」。
4問:正弦波交流回路・・・「難」。
5問:スター(Y)結線・・・「ふつう」。文系取れる。
6問:断線電圧・・・「ふつう」。文系可。
7問:電圧降下・・・「ふつう」。取れる問題。
8問:許容電流計算・・・「ふつう」。取れる。
9問:分岐許容電流・・・「ふつう」。ド定番。
10問:分岐回路設計・・・「ふつう」。取れる。
11問:食器洗い機用コンセント・・・「やや難」。
12問:最高許容温度・・・「ふつう」。
13問:ノックアウトパンチャ・・・「やさしい」。絶対レベル。
14問:スターデルタ始動・・・「ふつう」。
15問:遮断時間・・・「ふつう」。
16問:材料写真・・・「やや難」。
17問:器具写真・・・「やさしい」。取れる問題。
18問:工具写真・・・「やさしい」。
19問:リングスリーブ・・・「やや難」。
20問:施工場所・・・「ふつう」。
21問:電気工事総合・・・「ふつう」。
22問:D種接地工事・・・「ふつう」。取れる問題。
23問:電磁的不平衡・・・「やや難」。
24問:器具検査・・・「ふつう」。
25問:絶縁抵抗測定・・・「やや難」。
26問:数字穴埋め・・・「ふつう」。取れる。
27問:計器組み合わせ・・・「ふつう」。取れる問題。
28問:電気工事士法・・・「ふつう」。取る。
29問:電気用品安全法・・・「ふつう」。取る。
30問:電気設備技術基準・・・「ふつう」。取る。
31問:図記号目的・・・「ふつう」。
32問:小勢力回路・・・「ふつう」。
33問:図記号種類1・・・「ふつう」。基本問題。
34問:図記号種類2・・・「ふつう」。
35問:ペンダント図記号・・・「ふつう」。
36問:ルームエアコン図記号・・・「ふつう」。絶対レベル。
37問:コンセント刃受・・・「ふつう」。
38問:最少電線本数・・・「ふつう」。
39問:最小絶縁抵抗・・・「ふつう」。
40問:図記号・・・「ふつう」。
41問:スリーブ当て・・・「難」。
42問:ケーブル当て・・・「やや難」。
43問:図記号写真・・・「ふつう」。
44問:機器写真・・・「やさしい」。
45問:測定器写真・・・「やさしい」。
46問:図記号器具・・・「ふつう」。
47問:リングスリーブ・・・「難」。
48問:図記号写真・・・「ふつう」。
49問:差込形コネクタ・・・「難」。
50問:未使用スイッチ・・・「ふつう」。1点取れる。
憶えられない、点数が伸びない、よく間違える、実力が付かない、何やってんのかわからないという人は、教材を見直してみてください。
独学向けの良質な教材を使うことこそ、独学合格の“肝”です。
教材の詳細は「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」に述べてますが、読むのがメンドクサイ人は…、
筆記用のテキストは、絵が多くて漢字の少ない「 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格(2024年版) 」を、
筆記用の過去問には、コンパクトで持ち運びやすい「 すい~っと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし!第2種電気工事士 筆記過去問2024 」を使います。
技能のテキストは、写真の多い「 2024年版 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士 技能試験すい~っと合格: 入門講習DVD付 」を…、
技能の工具は、定番メーカー:HOZANの「ホーザン(HOZAN) 基本工具 DK-28 」を…、
技能の材料には、工具と同じメーカーの「ホーザン(HOZAN) DK-52 2回セット」を使います。
(教材には「年度」対応があるので、必ず、自分の受ける年になっているか、確認してください。)
(「技能教材よくある質問(何回分がいいの?等)」も、参考にしてください。)
第2種電気工事士 技能試験の独学は、ケーブル等の教材と工具、そして、テキストがあれば間に合います。
とはいえ、独学に「あると便利」なものが多々あります。まさに独学向けというものなので、参考にしてください。
高評価だったのは、「ホーザン(HOZAN) 合格配線チェッカー Z-222」です。
利用者曰く、「回路的に正しいという自信が付く。使えない問題もあったが、最も役に立った。」とのことです。
独学だと、候補問題を作っても、答え合わせに一苦労します。
わたしも、受験生当時に(これで合ってるの?)と、お手本のテキストとにらめっこした記憶があります。往時にあったらとても便利だったと思います。
独学で一抹の不安のある方は、使ってみてください。
次は、「ホーザン(HOZAN) 合格マルチツール DK-200」です。
多用途、時短になる、ウォータレンチプライヤの代わりにもなる、と高評価です。
これは、独学に関係なく、有用かと思います。
さて、独学では役には立つも、“すごくではない”というのが…、
・ホーザン(HOZAN) 合格ゲージ P-925 P-956/P-957/P-958用
…です。
クリップの方は、ホーザン教材に入っているもので十分とのこと。ホーザンの教材でない人は、一考するといいでしょう。
んで、ゲージの方は、外れやすいのでアレ、使わなくなる、とのことです。用途に合いそうなら、考えてみてください。
なお、セットのもあります。「HOZAN (ホーザン) の合格シリーズ3点セット【 DK-200 合格マルチツール 】【 P-926 合格クリップ 】【 P-925 合格ゲージ 】」です。
独学の欠点をこれらの補助教材でカバーできます。“絶対”に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
教材にお金を惜しんではいけません。
PDFの閲覧は、スマホだと画面が小さくて見難く、PCだとキーボードやマウス、配線等が邪魔で、かなりイライラします。
本格的な“過去問演習”には、「タブレット」が最も勝手がよく、ストレスが少ないです。
手許に「タブレット」がない人は、最もコスパの高い、アマゾンの「Fire HD」を推薦します。他のタブレットと性能が遜色ないくせに、値段は数割安く、もちろん、PDF過去問の閲覧も可能で、費用対効果が秀逸です。
受験が終わっても、危険物や消防設備士等の試験で使えるし、サブ機としても使えます。2電工を機に「Fire HD」を検討するのも、損はないです。
「第2種電気工事士:独学資格ガイド」でも述べていますが、2電工は圧倒的な求人数を誇る優良資格で、人生の保証・保険になる資格です。わたし個人、とって本当に損がなかったと、ひしひし感じています。何か資格でも、とお考えの方は、いの一番に2電工を推薦します。
先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。
第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。
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