人体 一問一答

剤形ごとの違い、適切な使用方法 (a) 錠剤(内服)

 テキストのページは、「(a) 錠剤(内服)」です。

 んでは、スタート。

『錠剤は、飛散させずに服用できる点や、有効成分の苦味や刺激性を口中で感じて服用できる点が主な特徴となっている。』

正誤はこちら。

 誤った記述です。

 間違っているのは、「感じて服用」のところです。

 正しくは、「感じることなく服用」です。

 ちゃんと問題文を読まないと、間違い箇所がわからんですね。

 落ち着いて問題文を読む訓練をしましょう。

『錠剤は、一定の大きさがある固形製剤であるため、高齢者、乳幼児等の場合に最適である。』

正誤はこちら。

 誤った記述です。

 間違っているのは、「高齢者、乳幼児等の場合に最適である」のところです。

 手引きには…、

 「一定の大きさがある固形製剤であるため、高齢者、乳幼児等の場合、飲み込みにくいことがある。」

 …とあります。

 こういう禁忌的なものも、見ておきましょう。

『錠剤(内服)を服用するときは、適切な量の水(又はぬるま湯)とともに飲み込まなければならない。』

正誤はこちら。

 正しい記述です。

 ふつうに考えたら、問題ないです。

 しかし、神経質な人は、問題文の「飲み込まなければならない」のところに、一抹の不安を憶えるかと思います。

 ガチの義務なの?という次第ですが、ここは、義務になっているので、“こういうもの”として押えてましょう。

 手引きには…、

 「錠剤(内服)を服用するときは、適切な量の水(又はぬるま湯)とともに飲み込まなければならない。」

 …と、義務になっています。

 何気ない文章でも、こうして「問題化」されると、ムムムとなります。特に、それが、本試験という緊張するときだとなおさらです。

『錠剤を水なしで服用したりすると、薬効が現れないのみならず、喉や食道の粘膜を傷めるおそれがある。』

正誤はこちら。

 正しい記述です。

 そのとおりの記述です。手引きには…、

 「水が少なかったり、水なしで服用したりすると、錠剤が喉や食道に張り付いてしまうことがあり、薬効が現れないのみならず、喉や食道の粘膜を傷めるおそれがある。」

 …とあります。

 こういう、「使用上の注意」は、「医薬品」の頻出なので、当該剤形でも押えておきましょう。

『水なしで服用できる錠剤として、錠剤、口腔内崩壊錠、チュアブル錠がある。』

正誤はこちら。

 誤った記述です。

 間違っているのは、「錠剤」のところです。

 先に見たように、「錠剤(内服)を服用するときは、適切な量の水(又はぬるま湯)とともに飲み込まなければならない。」となっています。

 錠剤は、水なしで服用できないですね。

 対して、口腔内崩壊錠、チュアブル錠は、水なしで服用できます。

 整理して押えておきましょう。

『口腔内崩壊錠は、口の中の唾液で速やかに溶ける工夫がなされているが、水なしでは服用できない。』

正誤はこちら。

 誤った記述です。

 間違っているのは、「水なしでは服用できない」のところです。

 正しくは、「水なしで服用することができる」です。

 口腔内崩壊錠は、水なしで服用できるのが大きな特徴です。

『口腔内崩壊錠は、口の中の唾液で速やかに溶けるため、高齢者や乳幼児、水分摂取が制限されている人には不向きである。』

正誤はこちら。

 誤った記述です。

 全体的に間違ってます。

 手引きには…、

 「固形物を飲み込むことが困難な高齢者や乳幼児、水分摂取が制限されている場合でも、口の中で溶かした後に、唾液と一緒に容易に飲み込むことができる。」

 …とあります。

 よって、口腔内崩壊錠は、選択肢に挙がった「高齢者や乳幼児、水分摂取が制限されている人」に、推奨できる剤形です。

『チュアブル錠は、口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する剤形である。』

正誤はこちら。

 正しい記述です。

 基本論点ですね。

 チュアブル錠の記述ですが、「口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する剤形であり、水なしでも服用できる。」となっています。

 チュアブル錠は、よく問われるため、こういうストレートな問題だとアレレとなりがちです。

 意識して、テキストを精読しておきましょう。

『チュアブル錠は、口の中の唾液で速やかに溶ける工夫がなされているため、水なしで服用することができる。』

正誤はこちら。

 誤った記述です。

 選択肢の記述の「口の中の唾液で速やかに溶ける工夫がなされている」は、「口腔内崩壊錠」のものですね。

 チュアブル錠に、そんな特徴はないです。チュアブル錠は、「口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する剤形であり、水なしでも服用できる。」です。

 剤形では、しれっと他の薬の記述との入れ替え問題があるんで、注意してください。

 本問の場合、「水なしで服用することができる」が合ってる分だけ、難易度が高いと言えます。

 意識して、テキストを精読しておきましょう。

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補足リンク1

 通読用・・・「剤形ごとの違い、適切な使用方法

補足リンク2

 大元インデックス・・・「Webテキスト インデックス

 本章インデックス・・・「人体 インデックス

 本節インデックス・・・「薬が働く仕組み インデックス

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