「胃の後下部に位置する細長い臓器で、膵液を十二指腸へ分泌する。」
「(e)膵臓」の定義ですが、油断できないところです。要チェックです。
わたし的には、「胃の後下部に位置する」のところが怖いです。“前上部”などに変えられそうです。
「膵液を十二指腸へ分泌」も、油断できないです。
「膵液を“胃”へ」とか「膵液を“回腸”へ」などなど、変えられそうなので、注意してください。
器官の定義は、かなり出るようになっています。意識的に見ておきましょう。
器官定義については、「器官定義対策」に、横断的にまとめています。集中特訓したい人は、活用してください。
んでは、本文に戻ります。
「膵液は弱アルカリ性で、胃で酸性となった内容物を中和するのに重要である。」
油断できないところです。
登録販売者試験でよくある「酸性・中性・アルカリ性」の論点があります。
よくよく「膵液は弱“酸性”」とか、「胃で“アルカリ性”となった内容物」などと、「酸性・中性・アルカリ性」の語句が変えられるので、見ておいてください。
んでは、本文に戻ります。
「膵液は、消化酵素の前駆体タンパクであり消化管内で活性体であるトリプシンに変換されるトリプシノーゲンのほか、デンプンを分解するアミラーゼ(膵液アミラーゼ)、脂質を分解するリパーゼなど、多くの消化酵素を含んでいる。」
「すなわち、膵臓は、炭水化物、タンパク質、脂質のそれぞれを消化するすべての酵素の供給を担っている。」
「また、膵臓は、消化腺であるとともに、血糖値を調節するホルモン(インスリン及びグルカゴン)等を血液中に分泌する内分泌腺でもある。」
出ました!「人体」特有のカタカナ語句です。太文字部分の…、
トリプシノーゲン→トリプシン
デンプン・・・アミラーゼ(膵液アミラーゼ)
脂質・・・リパーゼ
…は、押さえておかねばなりません。
「トリプシノーゲン・アミラーゼ・リパーゼ(膵臓)」を参考に、何とか頭に入れてください。
んで、「膵臓は、炭水化物、タンパク質、脂質のそれぞれを消化するすべての酵素の供給を担っている」は、選択肢の1つに、そのまんまが出ることが多いです。
「大阪府 H30 第61問」や「神奈川県 R5 第22問」を解いてみてください。
次に、注意すべきは、「血糖値を調節するホルモン(インスリン及びグルカゴン)」です。
「東京都 H29 第22問」のような出題例があり、シッカリ憶えてないと、???となるのは必定です。
「インシュリン・グルカゴン(膵臓)」を活用して、正確に憶えましょう。
最後に、「膵臓‐消化腺」と「膵臓‐内分泌腺」も、要チェックです。出題実績、多々あります!
消化“管”じゃないですよ!“外”分泌腺じゃないですよ!
以上で、このページは、終了です。ご苦労様でした。
通読用・・・「第1項 内臓器官 1)消化器系 全記述」
大元インデックス・・・「Webテキスト インデックス」
本章インデックス・・・「人体 インデックス」
本節インデックス・・・「人体の構造と働き インデックス」
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする