「咽頭は、口腔から食道に通じる食物路と、呼吸器の気道とが交わるところである。」
「(b)咽頭、食道」ですが、精読しておくべきところです。
そこそこ試験に出ます。「奈良県 R5 第21問」や「新潟県 R3 第41問」が代表例です。
基本問題が多いので、シッカリ読み込んでおきましょう。
ところで、注意すべきは、「咽頭」という語句です。登録販売者試験によくある「ひっかけ」多発地帯です。
よくよく当該“咽”頭が、「“喉”頭」に変えられるので、「ひっかけ」を意識して、読んでいってください。
出題者は、平気で、「“喉頭”は、口腔から食道に通じる食物路と、呼吸器の気道とが交わるところ」のような問題を繰り出します。当然、「×」です。
本当によくやる手口なので、注意してください。
特に、各器官の定義は、今後、出題が増える見込みです。要精読です。
あと、精読しておけば大丈夫ですが、配偶者のような異質の問題が出ることが予想されます。
たとえば、「咽頭は、口腔から食道に通じる食物路と交わるが、“気道とは交わらない”」といった???な問題です。「×」ですね。
こういうナンジャコラ???問題に、足を取られないようにしましょう。
んでは、本文に戻ります。
「飲食物を飲み込む運動(嚥下)が起きるときには、喉頭の入り口にある弁(喉頭蓋)が反射的に閉じることにより、飲食物が喉頭や気管に流入せずに食道へと送られる。」
「食道は喉もとから上腹部のみぞおち近くまで続く、直径1~2cm の管状の器官で、消化液の分泌腺はない。」
「嚥下された飲食物は、重力によって胃に落ち込むのでなく、食道の運動によって胃に送られる。」
「食道の上端と下端には括約筋があり、胃の内容物が食道や咽頭に逆流しないように防いでいる。胃液が食道に逆流すると、むねやけが起きる。」
注意すべきは、「喉頭」の「ひっかけ」です。
出題者は、平気で「“咽頭”の入り口にある弁(“咽頭”蓋)が反射的に閉じる」などと出すので、注意してください。
あと、「食道」の数字「直径1~2cm」です。意外に、食道って細いんですね。
食い意地の張った配偶者がよく咽喉を詰まらせてますが、さもありなんですね。
数字は、常に狙われています。チェックしておきましょう。「人体の数字1」も、一読をば。
最後に、「重力によって胃に落ち込むのでなく、食道の運動によって胃に送られる」や「むねやけ」も、選択肢の1つに出しやすいところです。
常識的な記述ですが、シッカリと読み込んでおきましょう。
以上で、このページは、終了です。ご苦労様でした。
通読用・・・「第1項 内臓器官 1)消化器系 全記述」
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