「登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用(通称:医薬品)」に登場する「生薬」の試験対策ページ。本ページで述べる「ひ」の付く生薬は、「ビャクジュツ」の1つです。忙しいときに押さえましょう。「ビャクジュツ」は語呂があるので楽です。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。
復習用に、手引きの説明文を抜粋しておきます。
「ビャクジュツは、キク科のオケラの根茎(ワビャクジュツ)またはオオバナオケラの根茎(カラビャクジュツ)を基原とする。」
「香りによる健胃が期待される。」
…以上です。
名称と基原が同じなので、楽できます。「基原と名称が同じ生薬一覧」で、横断的に憶えてしまってください。
ちなみに、基原のワビャクジュツは、こんなものです。
可憐な白紫の花です。心に染みます。
「ビャクジュツ」は、それ自体はあまり出ないのですが、「健胃成分」がそこそこ出る論点なので、保険の意味でも、押さえておくべきです。
よって、優先順位は、「そこそこ高い」です。
なお、当該生薬が配合された市販薬には、「 【第2類医薬品】ナイシトールG 336錠 」などがあります。
生薬の効能・効果が頭に入らないときは、実物の説明書きや成分表で、頭に入れていきましょう。
当該生薬は…、
「ビャクジュツは、香りによる健胃作用を期待して、配合されている場合がある。」
…といった感じに出題されています。
設問の「ビャクジュツは、香りによる健胃作用を期待して、配合されている場合がある。」ですが、正しい記述です。
「ビャクジュツ」は、「胃の薬」の「健胃成分」に登場します。
当該ビャクジュツは、「香りによる健胃」の効能が期待されています。
こんな次第で、解答は、「○」と相なります。
なお、「香りによる健胃」の生薬には、語呂があります。
「香りの健胃成分‐オウゴン・ショウキョウ・コウボク・チョウジ・ウイキョウ・ソウジュツ・ビャクジュツ・ケイヒ・チンピ-登録販売者 生薬の語呂あわせ」を、お目汚しください。
「健胃成分」には、「香り(嗅覚)」と「苦味(味覚)」の2系統があり、その区別がよく出ます。
例題を挙げると、「ビャクジュツは、味覚による健胃作用を期待して、配合される」などと出題されます。
「×」です。
ビャクジュツは、「味覚=苦み」ではなく、「香り=嗅覚」の生薬だからです。
実力が付くほど、アレレとなるところなので、本ページを「お気に入り」に入れておいて、直前期あたりに、再確認してください。
暗記用に、空白問題を出しておきます。
ビャクジュツ --- 「○○による○○」
すらっと出るようなら、OKです。アレレなら、ページの上の方を見つめてください。
「ひ」の付く生薬は、以下の通りです。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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