17問‐東京都 H29年度(2017年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、サリドマイド訴訟についての出題です。毎年出る論点であり、登録販売者として知っておくべき事項です。必ず押えておきましょう。

17問‐サリドマイド訴訟

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説:1

 誤りです。

 R体は、体内で、S体に相互に転換します。

 このため、「R体のサリドマイドを分離して製剤化」したとしても、催奇形性を避けることができません。

 訴訟の論点は、細かいところまで出ます。しっかり押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」と相なります。

解説:2

 誤りです。

 選択肢の前半は正しいです。しかし、後半が誤りです。

 サリドマイドが大きな社会問題化したのは、海外から副作用の警告が発せられたにも拘らず、しばらくの間、出荷されていたからです。

 「日本では、同年中に速やかに販売停止及び回収措置が行われた。」のところが誤りです。

 よって、選択肢は、「誤」と相なります。

解説:3

 誤りです。

 S体は、血管新生を妨げる作用があります。

 よって、選択肢は、「誤」と相なります。

 なお、R体は、催眠鎮静作用を示します。

解説:4

 誤りです。

 サリドマイドは、当時、催眠鎮静剤として販売されていました。

 よって、選択肢は、「誤」と相なります。

解説:5

 正しい記述です。

 判別ができても、念のため、テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」と相なります。

 なお、サリドマイドは、一般用医薬品としても販売されていました。

答え

 「1」は「誤」です。

 「2」は「誤」です。

 「3」は「誤」です。

 「4」は「誤」です。

 「5」は「正」です。

 「正しいもの」は、「5」と相なります。

 正解:5

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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基本知識

 1問:医薬品概論・・・「ふつう」。

 2問:医薬品一般・・・「ふつう」。

 3問:リスク評価・・・「ふつう」。

 4問:副作用定義・・・「ちょっとだけ難」。

 5問:副作用・・・「ふつう」。

 6問:アレルギー・・・「ふつう」。

 7問:不適切使用・・・「ふつう」。

 8問:相互作用・・・「ふつう」。

 9問:小児・・・「ふつう」。

 10問:高齢者・・・「ふつう」。

 11問:妊婦・・・「ふつう」。

 12問:プラセボ・・・「やさしい」。

 13問:医薬品品質・・・「ふつう」。

 14問:一般用医薬品定義・・・「ふつう」。

 15問:一般用医薬品役割・・・「ふつう」。

 16問:販売時確認・・・「ふつう」。

 17問:サリドマイド訴訟・・・「ふつう」。

 18問:スモン訴訟・・・「ふつう」。

 19問:HIV訴訟・・・「ふつう」。

 20問:CJD訴訟・・・「ふつう」。

H29 東京都 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・H29 東京 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

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こまごましたもの

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 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

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