第1問は、医薬品概論です。多々諸々の論点を1問に入れてみました、という「幕の内弁当問題」です。テキストを精読して過去問演習をしていれば、まず取れます。常識も働かせましょう。難易度は「ふつう」です。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
この種の問題は、深く考えないことがコツです。特に、選択肢の「a」です。
登録販売者では、そう突っ込んだ出題はないので、常識的に考えて問題ないなら、大概は「○」です。
一読して、おかしなところはありません。
実を言うと、当該選択肢は、「法規」の論点の「医薬品の定義」です。
法規からの引用になりますが…
「(医薬品とは、)人または動物の疾病の診断、治療若しくは予防に使用されるものであって、機械器具等でないもの」
「(医薬品とは、)人の身体の構造や機能に影響を及ぼすことを目的とされている物であって、機械器具等でないもの」
…となっています。
こうしたことから、前半は、「○」といえます。
そして、後半の、有用性云々ですが、常識的に考えれば、「無用」なものは、医薬品として認可されませんから、「○」と相なります。
よって、選択肢の「a」は、「正」と相なります。
なお、先の医薬品の定義は、「法規」でもド頻出なので、暗記しておきましょう。
ところで、医薬品の定義ですが、先の2規定のほか…、
「日本薬局方に収められている物」
…もあって、計3つがよく出ます。
先の文言を、15分くらい、眺めておきましょう。
同様の問題が法規の「第81問」で、出題されています。
bの「一般用医薬品は、市販後にも安全性の確認が行われる仕組みにはなっているが、有効性の確認が行われる仕組みにはなっていない」ですが、これは、おなじみのアレを思い出せば、即答できるはずです。
アレとは、「GPSP(Good Post-marketing Study Practice)」です。
「医薬品の製造販売後の調査・試験の実施の基準)」ですが、当該基準があるのですから、「市販後にも安全性の確認が行われる仕組みにはなっている」ことになります。
先の下線の部分が誤りとなります。
よって、選択肢の「b」は、「誤」と相なります。
情報提供についてです。当該選択肢は、これまた、「法規」の論点です。
ぶっちゃけ、常識的に、『登録販売者って、何のためにいるのか?』を考えれば、即答できます。
言うまでもなく、情報提供でしょ、ってな塩梅です。
なお、「法規」の論点ですが、事業者には、「相談応需」が義務付けられており、購入者等から質問があった場合は、薬剤師と登録販売者に、必要な情報を提供させなくてはいけません。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「正しい組み合わせ」を探せば、「4」と相なります。
正解:4
もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
1問:医薬品概論・・・「ふつう」。
2問:リスク評価・・・「ふつう」。
3問:健康食品等・・・「ふつう」。
4問:副作用の定義・・・「ちょっとだけ難」。
5問:アレルギー・・・「ふつう」。
6問:使用上の注意1・・・「ふつう」。
7問:使用上の注意2・・・「ふつう」。
8問:相互作用・・・「ふつう」。
9問:小児・・・「ふつう」。
10問:高齢者1・・・「やさしい」。
11問:高齢者2・・・「ふつう」。
12問:女性・・・「やさしい」。
13問:プラセボ効果・・・「ふつう」。
14問:医薬品の品質・・・「ふつう」。
15問:一般用医薬品・・・「ふつう」。
16問:コミュニケーション・・・「ふつう」。
17問:副作用・・・「ふつう」。
18問:薬害の歴史・・・「ふつう」。
19問:HIV訴訟・・・「ふつう」。
20問:CJD・・・「ふつう」。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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