9問‐大阪府 H29年度(2017年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、小児の問題です。こういう「逆」形式の問題に慣れておきましょう。問題そのものは、テキストを精読し、過去問演習を繰り返していれば、解ける問題です。

9問‐小児

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説:a

 よくあるひっかけです。

 前半の「小児は、大人と比べて血液脳関門が未発達である」は、正しいです。そのとおり、小児は未発達です。

 しかし、後半の「医薬品の成分が脳に達しにくい」が間違っています。

 「血液脳関門が未発達」なのですから、成分は、「脳に到達しやすい」です。

 こうした次第で、選択肢の「a」は、「誤」と相なります。

 登録販売者では、こういう「逆」の問題が目立つので、丁寧に問題文を読んでください。

解説:b

 「b」は、注意して問題文を読めば、判別できるはずです。

 当該選択肢は、すべて間違いです。

 前半の「小児は、大人と比べて身体の大きさに対して腸が短く」は誤りで、「腸が長い」が正しいです。

 後半の「服用した医薬品の吸収率が相対的に低い」も誤りで、「相対的に高い」が正しいです。

 正しくは、「小児は、大人と比べて身体の大きさに対して腸が“長く”、服用した医薬品の吸収率が相対的に“高い”」です。実によく出るので、確実に押えておきましょう。

 こうした次第で、選択肢の「b」は、「誤」と相なります。

解説:c

 そのとおりの記述です。

 よく言われますが、乳児が熱を出しても、熱さまし等の投薬は最小限にして、医者に行くほうを優先します。

 こうした次第で、選択肢の「c」は、「正」と相なります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 これらの組み合わせを探せば、「3」と相なります。

 正解:3

 もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が上がります。

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基本知識

 1問:医薬品概論・・・「ふつう」。

 2問:リスク評価・・・「ふつう」。

 3問:健康食品等・・・「ふつう」。

 4問:副作用の定義・・・「ちょっとだけ難」。

 5問:アレルギー・・・「ふつう」。

 6問:使用上の注意1・・・「ふつう」。

 7問:使用上の注意2・・・「ふつう」。

 8問:相互作用・・・「ふつう」。

 9問:小児・・・「ふつう」。

 10問:高齢者1・・・「やさしい」。

 11問:高齢者2・・・「ふつう」。

 12問:女性・・・「やさしい」。

 13問:プラセボ効果・・・「ふつう」。

 14問:医薬品の品質・・・「ふつう」。

 15問:一般用医薬品・・・「ふつう」。

 16問:コミュニケーション・・・「ふつう」。

 17問:副作用・・・「ふつう」。

 18問:薬害の歴史・・・「ふつう」。

 19問:HIV訴訟・・・「ふつう」。

 20問:CJD・・・「ふつう」。

H29 大阪府 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・H29 大阪 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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