登録販売者 新潟県 過去問+解説 令和6年度(2024年度)第63問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「解熱鎮痛成分 」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

新潟県 第63問‐解熱鎮痛成分

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「アセトアミノフェンには血液を凝固しにくくさせる作用があり、医療用医薬品と して、血栓ができやすい人に対する血栓予防薬の成分としても用いられる。」ですが、誤った記述です。

 「アセトアミノフェン」に、選択肢のような作用はありません。

 選択肢のいう作用・性質のあるのは、「アスピリン」です。

 手引きには…、

 「アスピリン(アスピリンアルミニウムを含む。)には血液を凝固しにくくさせる作用もあ るため、」

 「胎児や出産時の母体への影響を考慮して、出産予定日12週間以内の使用を避け る。」

 「なお、医療用医薬品のアスピリンは、血栓ができやすい人に対する血栓予防薬の成分 としても用いられている。」

 …とあります。

 「適正使用」でもド定番の論点なので、ガチ暗記してください。

 また、最近では、医療用医薬品についても問われることがあるので、注意してください。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「イソプロピルアンチピリンは、解熱及び鎮痛の作用は比較的強いが、抗炎症作用 は弱いため、他の解熱鎮痛成分と組み合わせて配合される。」ですが、正しい記述です。

 「イソプロピルアンチピリン」の正しい記述です。

 テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「アスピリンはイブプロフェンに比べて胃腸への悪影響が少ない。」ですが、誤った記述です。

 「逆」になってます。

 正しくは、「イブプロフェンは、アスピリン等に比べて胃腸への悪影響が少ない。」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、「イブプロフェン」は、「一般用医薬品においては、15 歳未満の小児に対しては、いかなる場合も使用してはならない。」という禁忌があります。テキストで確認しておきましょう。

選択肢d

 選択肢dの「エテンザミドは、水痘 (水疱瘡 )又はインフルエンザにかかっている 15 歳未満 の小児に対しては使用を避ける必要がある。」ですが、正しい記述です。

 「エテンザミド」の正しい記述です。ド定番論点です。ガチ暗記してください。

 なお、「サリチルアミド」も、同様です。併せて、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:3

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 61問:かぜ及びかぜ薬(総合感冒薬)

 62問:漢方処方製剤(かぜ)

 63問:解熱鎮痛成分

 64問:眠気を促す薬

 65問:眠気を防ぐ薬(眠気防止薬)

 66問:ブロモバレリル尿素

 67問:鎮暈薬(乗物酔い防止薬)

 68問:小児の疳の生薬製剤・漢方処方製剤

 69問:鎮咳去痰薬

 70問:鎮咳去痰薬の生薬成分

 71問:口腔咽喉薬及びうがい薬(含嗽薬)

 72問:強心薬

 73問:高コレステロール改善薬

 74問:貧血用薬(鉄製剤)

 75問:循環器用薬

 76問:漢方処方製剤(婦人薬)

 77問:内服アレルギー用薬

 78問:内服アレルギー用薬2

 79問:鼻に用いる薬

 80問:一般用検査薬

 81問:胃腸に作用する薬

 82問:胃腸に作用する薬2

 83問:腸の不調に対する受診勧奨

 84問:腸の薬の配合成分

 85問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 86問:胃腸鎮痛鎮痙薬2

 87問:浣腸薬及び駆虫薬

 88問:外用痔疾用薬

 89問:漢方処方製剤(泌尿器用薬)

 90問:眼科用薬

 91問:眼科用薬の配合成分

 92問:皮膚に用いる薬

 93問:ステロイド性抗炎症成分

 94問:歯槽膿漏薬のビタミン成分

 95問:禁煙補助剤

 96問:滋養強壮保健薬

 97問:漢方処方製剤

 98問:生薬成分

 99問:消毒薬

 100問:殺虫剤

令和6年度 新潟県 科目別

 ・インデックス

 ・薬事に関する法規と制度(第1~第20問)

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第21~第40問)

 ・人体の働きと医薬品(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

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 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

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