本問は、「医薬品」の「鎮暈薬(乗物酔い防止薬)」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「眠気を促す作用があるため、乗物の運転操作をするときは、抗コリン成分を含む 乗物酔い防止薬の使用を控える必要がある。」ですが、正しい記述です。
「抗コリン成分」ですが、選択肢の言うように、副作用に「眠気」があります。
また、手引きには、「抗コリン成分では、眠気を促すほかに、散瞳による目のかすみや異常なまぶしさを引き 起こすことがある。乗物の運転操作をするときは、乗物酔い防止薬の使用を控える必要がある。」とあります。
副作用関係は、常に意識して見ておいてください。
なお、「適正使用」の論点でもあります。「運転操作しない」を参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「ジフェニドール塩酸塩は、抗ヒスタミン成分と共通する類似の薬理作用を示し、 海外では制吐薬やめまいの治療薬として使われてきた。」ですが、正しい記述です。
「抗めまい成分」の「ジフェニドール塩酸塩」の正しい記述です。
海外での使用が問われており、新手の出題です。
こういう記述まで出るようになっています。テキストを精読しておきましょう。
ちなみに、「日本においては専ら抗めまい成分として用いられている。」です。
併せて、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが早く、持 続時間が長いため、乗物酔い防止薬に配合されることが多い。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「作用が現れるのが早く」のところです。
正しくは、「作用が現れるのが“遅く”」です。
「抗ヒスタミン成分」の「メクリジン塩酸塩」ですが、「遅く・長い」です。
昔から出るところなので、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、抗ヒスタミン成分と比べて作用の持続時間が長い。」ですが、誤った記述です。
ずっこける選択肢です。「逆」です。
「抗コリン成分」の「スコポラミン臭化水素酸塩」ですが、「肝臓で速やかに代謝されてしまうため、抗ヒスタミン成分等と比べて作用の持続時間は“短い”。」です。
これも昔から出ています。押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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