本問は、「医薬品」の「解熱鎮痛薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「イブプロフェンは、プロスタグランジンの産生を抑制することで消化管粘膜の防御機能を高める。」ですが、誤った記述です。
ずっこける選択肢です。
間違っているのは、「消化管粘膜の防御機能を高める」のところです。
正しくは、「防御機能を低下させる」です。
「イブプロフェン」は、「適正使用」でも、「相談すること 基礎疾患」のところで出ます。
手引きの…、
「胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎又はクローン氏病の既往歴がある人では、それら疾患の再発を招くおそれがある。」
「イブプロフェンは、全身性エリテマトーデス又は混合性結合組織病のある人において無菌性髄膜炎を生じやすいため、使用する前にその適否につき、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談するなどの対応が必要である」
…のところは、ガチ暗記しておきましょう。実務でも使います。
参考:基礎疾患3
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「エテンザミドは、痛みの発生を抑える働きが作用の中心となっている他の解熱鎮 痛成分に比べ、痛みが神経を伝わっていくのを抑える働きが強い」ですが、正しい記述です。
「エテンザミド」の正しい記述です。固有論点は、正確に押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「乾燥水酸化アルミニウムゲルは、解熱鎮痛成分(生薬成分を除く。)による胃腸障 害の軽減を目的として、配合されている」ですが、正しい記述です。
「水酸化アルミニウムゲル」は、「制酸成分」です。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「本剤は、出産予定日 18 週以内の妊婦については、服用しないこととされている」ですが、誤った記述です。
当該薬には、「イブプロフェン」が入っています。
「出産予定日12週以内の妊婦」が「使用しない」となっています。
参考:使用しない 女性系
数字は、常に狙われています。「医薬品の数字2」を一読をば。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:5
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
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