86問‐新潟県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「胃腸鎮痛鎮痙薬」についての問題です。難しいところはありません。基礎・基本事項ばかりの出題です。

86問‐胃腸鎮痛鎮痙薬

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「パパベリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣 を鎮める作用を示すほか、胃液分泌を抑える作用もある。」ですが、誤った記述です。

 「パパベリン塩酸塩」ですが、「抗コリン成分と異なり、胃液分泌を抑える作用は見出されない」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「オキセサゼインは、妊娠中や小児における安全性が確立されておらず、妊婦又は 妊娠していると思われる女性、15 歳未満の小児では、使用を避けることとされてい る。」ですが、正しい記述です。

 「オキセサゼイン」の正しい記述です。

 「適正使用」でも、出題されます。「小児」と「女性系」を参考にしてください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「ブチルスコポラミン臭化物は、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラ キシー)を生じることが知られている」ですが、正しい記述です。

 「ブチルスコポラミン臭化物」の正しい記述です。

 当該ショック(アナフィラキシー)の論点は、しばしば問われるので、「登録販売者 医薬品 ショック(アナフィラキシー)の副作用のまとめ」で、横断的に押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「下痢に伴う腹痛については、胃腸鎮痛鎮痙薬を使用することが適当である」ですが、誤った記述です。

 「下痢に伴う腹痛」ですが、基本的に下痢への対処が優先され、胃腸鎮痛鎮痙薬の適用となる症状ではありません。

 「使用上の注意」は、頻出論点なので、必ず、テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:3

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 61問:かぜ薬

 62問:解熱鎮痛薬

 63問:漢方処方製剤(鎮痛)

 64問:催眠鎮静薬

 65問:漢方処方製剤‐疳の薬

 66問:カフェイン

 67問:鎮暈薬

 68問:小児の疳

 69問:鎮咳去痰薬

 70問:鎮咳去痰薬2

 71問:鎮咳去痰薬3

 72問:強心薬

 73問:高コレステロール改善薬

 74問:貧血用薬

 75問:循環器用薬

 76問:漢方処方製剤‐婦人薬

 77問:鼻炎用内服薬

 78問:内服アレルギー用薬

 79問:鼻炎用点鼻薬

 80問:妊娠検査薬

 81問:胃に作用する薬

 82問:胃腸薬

 83問:止瀉薬

 84問:瀉下薬

 85問:漢方処方製剤‐腸の薬

 86問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 87問:浣腸薬及び駆虫薬

 88問:外用痔疾用薬

 89問:痔疾用薬

 90問:点眼薬

 91問:眼科用薬

 92問:消毒薬

 93問:外皮用薬

 94問:歯痛薬及び歯槽膿漏薬

 95問:禁煙補助剤

 96問:滋養強壮保健薬

 97問:漢方処方製剤

 98問:生薬製剤

 99問:消毒薬

 100問:殺虫剤

令和3年度 新潟県 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和3年度 インデックス

 ・薬事に関する法規と制度(第1~第20問)

 ・基本的な知識(第21~第40問)

 ・人体の働きと医薬品(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

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こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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