本問は、「医薬品」の「生薬製剤」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「ブシは、鎮痛作用を示し、アスピリンと同様、胃腸障害の副作用を示す。」ですが、誤った記述です。
「ブシ」ですが、「アスピリン等と“異なり”、プロスタグランジンを抑えないことから、胃腸障害等の“副作用は示さない”」です。
他県でも、しばしば、当該ブシの固有事項が問われているので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「カッコンは、サルノコシカケ科のマツホドの菌核で、通例、外層をほとんど除い たものを基原とする生薬で、利尿、健胃、鎮静等の作用を期待して用いられる」ですが、誤った記述です。
「カッコン」の基原は、「マメ科のクズの周皮を除いた根」です。「葛」ですね。解熱・鎮痙目的です。
選択肢の言う「サルノコシカケ科のマツホドの菌核」が基原なのは、「ブクリョウ」です。利尿、健胃、鎮静等の作用を期待して用いられます。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「ブクリョウは、マメ科のクズの周皮を除いた根を基原とする生薬で、解熱、鎮痙等の作用を期待して用いられる。」ですが、誤った記述です。
先に見たように、基原が「マメ科のクズ」なのは、「カッコン」です。
「ブクリョウ」は、基原が「サルノコシカケ科のマツホドの菌核で、通例、外層をほとんど除いたもの」で、利尿、健胃、鎮静目的です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「サイコは、セリ科のミシマサイコの根を基原とする生薬で、抗炎症、鎮痛等の作 用を期待して用いられる」ですが、正しい記述です。
「サイコ」の正しい記述です。
「基原と名称が同じ生薬一覧」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする